なんやかんやで、沖縄。

沖縄生活6年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

公務員のこと。

「夢は、公務員」


今日も聞いてしまった、このセリフ。

幸せの価値観は人それそれだが、
『ポテンシャルがあるのに、もったいないな』
と、思ってしまう。

私の先輩、後輩、同期にも、
公務員で活躍されている方々はたくさんいる。

ただ、その道に進まれた理由は、

・安定してるから
・親がそう言うから

と、いうものではない。

 

一方、沖縄には、
雇用条件、労働環境が劣悪な企業が存在するのも事実。

「え?そもそも労基って何ですか?」

という、実に愉快な経営者たちが登場し、
査察に入られれば一発アウト、なんてところもザラ
(今すぐ会社の看板下ろしなさい)。

それでも仕事があるだけマシ。
会社なんて選んでいたら、
いつまで経っても仕事は見つからない。
好条件の企業は、倍率も高いから、
公務員志向になるのも当然!

とも、言われてきた。


ただ、今は、違う。
沖縄は、人材不足の島。

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好調な観光に支えられて有効求人倍率が好調に推移し、
久しぶりに雇用環境が大幅に改善しているようだ。
しかし一方でホテル業や飲食業などの
観光業界では人手不足が深刻化し、
時給の引き上げなどで対応しているが、
それでも人手不足は解消出来ていないのが現状。

八重山毎日新聞より、一部、抜粋。
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求人誌だけが、毎週、分厚くなるだけ。
私の周囲の方々からも、業種業界を問わず
「人がいない」「求人の反応がない」という
悲痛な叫びを聞く。

新商業施設ホテル等も開業ラッシュ。
「また新しい雇用が生まれる、失業率改善!」
という、お粗末な反応の裏で
(ば・か・じゃ・な・い・の)、
現場は、まさに人の奪い合いの戦場となっている。

外国人労働者が増えている実感もある。

――――――――
沖縄振興開発金融公庫(譜久山當則理事長)は
25日、県内企業の人手不足の影響と
人材確保の取り組みに関する調査をまとめた。
正社員が「既に不足している」か
「今後不足の懸念がある」企業の
合計が54・4%と過半数を占めた。

不足感のある企業のうち「業務への支障が出ている」
と答えたのは全産業で52・3%で、
今後支障が出る可能性のある企業も合わせると
92・4%に上った。

琉球新報より、一部、抜粋。
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『人材が “流れ”、人材不足を生む』

生んでいるのは雇用ですか、不足ですか。
有効求人倍率失業率
机上の “数字マジック” に騙されてはいけない。
“実態” を肌で感じることが大切なのである。

 

物価誤解問題もある。

県外から沖縄県へ進出している企業のうち、
“コストカットセンター”
の位置付けを持たせている事業所は少なくない。

盤石な資本の法令遵守企業。
コンプラもしっかりしており、
快適な労働環境、手厚い福利厚生等も整備されている。

ただ「沖縄県マルチメディアアイランド構想」等、
助成金バラまき企業誘致に乗っかった結果、
『人が採れない、しかし、余計なコストは掛けられない』
進出した企業の多くが、今、そのジレンマに陥っている。

そして、地方拠点赴任者は、
東京等本拠点との、板ばさみで、組織運営に四苦八苦。
「人は、モノではない!」と、
強く主張しなければならない不毛な毎日にウンザリ。

沖縄とて、もう『安かろう悪かろう』の時代ではないのである。

 

質疑応答の際、学生さんからいただく
代表的な愚問のひとつに、
「尊敬する人は誰ですか?」という問いがある。

そのQが出てきた時点で、戦闘能力ゼロ状態へ。
『仙豆 通販 大至急』© 鳥山先生
と、検索したい気持ちになるが、
もっと、私がヒイてしまうのが、
堂々と、歴史上の人物の名をあげられる場面。

「私は龍馬の○○を尊敬しています」
(え?凄い!あなた、龍馬さんとお知合いですか?)

「僕が尊敬する人物は、信長。彼の○○に感銘を受けました」
(実際に、信長さんに会われての感想、どんな方なのかを教えてほしい)

ため息をつきながら、いつも(心の声)を発している。


私が、尋ねられた場合「愚問なので次」と流すか、
「周りに居る方、全員」と、回答している。

『自分に足りないものを持っている』『一緒にいて刺激になる』
と、互いに感じるからこそ、
貴重な24時間のうち、幾ばくかの時間を
割いているのであって、
“尊敬” という表現が正しいかどうかは別として、
当然、そこには何かしらの敬意が存在する。

もちろん、それは仕事だけに限らず。

 

「安定してるから」
「親がそう言うから」

それって、『夢』と言えるんですかね。

これは、あなたの人生。

自分の目で見た、肌で感じたものだけを信じ、
「この人たちと共に働きたい」と思える『夢』
を追いかけていただきたいものである。

 

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