なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

虎の巻のこと。

ヤーサス

昨年4月に独立開業してから、はや1年。

初年度の確定申告は、大枚をはたいて、
敏腕税理士事務所に丸投げ、
・・・いや、プロにお任せしつつ、
2月末からの5か国出張行脚で、
ギリシャに入っている。現在、午前9時。

今回のルートは、那覇からタイ(バンコク)に入り、
バーレーンマナーマ

トルコ(イスタンブール/カッパドキア

ギリシャアテネ/サントリーニ島
そして、明日からエジプト(カイロ)に入る行程。

本日、移動はなしで、ホテルに籠っての作業日。
ヨーロッパ遠征に来ると日本との時差が大きく、
即チャットのやりとりができず、
国内の仕事がたまるたまる。
今日は、ガシガシ作業をこなしたい。

***

開業以来、お陰様で、各事業は順調。
3月半ばに日本へ戻ってからも、

3月 台湾(高雄/花蓮
4月 韓国(ソウル/釜山)
5月 タイ(バンコク)、ベトナム(ダナン/ホーチミン)、マレーシア(KL)
6月 タイ(バンコク)、韓国(ソウル)

と立て続けに、出張が決まっており、
現在、9月~10月にかけての
ヨーロッパ8か国行脚のアレンジ真っ只中である。

18年ぶり?のフランスをはじめ、
こんな感じのルートで周遊予定だ。

タイ(バンコク

ドイツ(デュッセルドルフ/ケルン/ベルリン)

オランダ(アムステルダム

ベルギー(ブリュッセル

イギリス(ロンドン)

スペイン(バルセロナ/マドリード

ポルトガルリスボン

フランス(パリ)

アテンドは、1日ひと組/イチ企業のみ。
まだ空きのコマもあるので、
詳しくは、お問い合わせいただきたい。

各国にお連れする際、
また同行なしのアレンジのみを行う場合でも、
お手製の「旅のしおり」を作成して、
お渡ししている。

せっかくなので、
いつもアテンドする企業担当者に
言ってることを、この機会に
ざざっと書き出してみようと思う。


***

【行程プランニング】

ハイシーズンは、避けろ

その時期にしか見られない、行けない等がない限り、
ハイシーズンは、外して組むのがベター。
中国など海外旅行人口が伸び続けている国が多く、
世界の名所のトップシーズンは、どこも人だらけ。
入場するだけでも長蛇の列。
人を見に行ってるようなことになる。

トップシーズンの前後にズラして行くべし。
航空券、現地滞在費用も下がり、かつ、
現地で並ばずに済む、良いことだらけ。


乗り継ぎは余裕を持って組め

日本発着の直行便を除き、第三国から出発の
ヨーロッパ、中東、アフリカ路線はよく遅延する。

今回も、インド軍とパキスタン軍の交戦
パキスタンが同国の空域を封鎖。
パキスタン上空を通過する27日と28日の便が運休。

バンコクとロンドンやパリ、ブリュッセルなど
欧州各都市を結ぶ路線と、
バンコクパキスタンのカラチ、
ラホール、イスラマバードを結ぶ路線が欠航。

かく言う私たちも、その影響をくらい、
2時間ディレイして出発。
当初トランジットする予定だった便に間に合わず、
足止めを食らった。

そんなこともあろうかと、
乗り継ぎは、同じ航空会社で手配。
かつ、余裕をもって組んでいたので、
便を振替してもらい、遅延はしたものの、
無事、予定日にトルコにイン。

当然、到着が遅れると、次の行程に多大に影響。
自己手配で、バラバラで、エアを取っている場合、
航空会社は遅れて、乗り継ぎ失敗しても、
誰も補償してくれません。


その空港で間違いないか確認しろ

日本の成田、羽田のように、
一都市に複数空港を抱える国は少なくない。

エアチケットをおさえる際、
どこの空港なのかをしっかりと確認すべき。
「安っ!ラッキー」と食いついて、ポチった後に、
実はクソ遠い方の空港だったというオチに。

自己手配でトランジットする場合、
現地空港に到着したものの、次に乗る便の表示がない。
実は次のフライトは、
もうひとつの方の空港だった・・・(放心状態)
という事態は、わりとありがち。


時差計算をしっかりと行え

当たり前だが、時差がある。
現地で行程を組む際、
これを踏まえないで組む方がいる。
ヨーロッパ等は、サマータイムにもご注意を。


時間は、金で買え

空路がある場合は、迷わず、空路選択を。
10時間以上かけて、陸路やフェリーなどで移動し、
それを自慢げに言うおバカな人たちがいるが、
移動時間は、長ければ長いほど、リスクが伴う。
先日も、ラオスでバスジャックがあった模様。

特に、深夜発のスリーピングバスなどでの
国境超えは避けた方がベター。
安全面でも、体力的にも、時間節約の上でも、
飛行機を使え。


ターミナル駅を目指せ

具体的な目的地が決まっていない、
ノープランで現地入りしてから行程を決める、
または、土地勘がない場合は、動きやすさを考慮し、
ひとまず、ターミナル駅近くに宿泊するのがベター。


ホテルは先に確保しろ

前述の通り、中国など海外旅行人口が
伸び続けている国が多く、
世界の名所の良い宿は、かなり先で埋まっている。

宿泊〇日前まで、キャンセルチャージが掛からない
というホテルが多いので、とりあえず、おさえておく。
ルートや、現地での行動プランが具体化してから、
バラす、変更すればよし。


***

【必要なもの】

ビザの必要有無を確認しろ

日本人は、パスポートさえあれば、
どんな国でも入国できると勘違いしている人が多い。
パスポートとビザは、別物。
日本国=世界最強パスポートと言われているが、
アジアだけを見ても、カンボジア、インド、
ネパール、スリランカなどなど、
ビザが必要な国はまだまだ存在する。

「e-VISA」対応をしている国も多いので、
事前に、ウェブでビザ申請し、取得しておくべし。

VOA(アライバルビザ)」など、
現地に到着してから取得できる国もあるが、
ビザ取得方法は、頻繁に変更になるので、
事前に「e-VISA」取得が確実。


パスポートの有効期限を確認しろ

有効期限ギリギリまで使えると思ってる人がいるが、
入国に際し、3か月~6ヶ月以上の
有効期限が必要な国が多い。
1年をきったら、新パスポートに切り替え可能なので、
さっさと更新しておくべき。
有効期限内に更新する方が
提出必要書類が少なくて、断然楽チン。


予防接種の必要有無を確認しろ

アフリカ、南米などは、入国に際し、
黄熱病の予防接種、通称イエローカードの取得が必須。

黄熱病の予防接種は、
いつでもどこでも受けられる訳ではなく
日本でも、指定された病院、保健所などでしか
接種できないので、注意が必要。
ワクチンの関係上、事前予約が必須なので、
余裕をもって動くべし。

***

【持参すると便利なもの】

国際キャッシュカード

SMBCプレスティア(旧City Bank)」など。
現地ATMで、現地通貨で引き出せるので、
いちいち両替しなくて済むので、便利。

レートが良い両替所を探したり、
金額があってるかいちいち確認したり、
ボラれていないか気を揉む必要もない。
時間も節約できる。

なお、100ドル、100ユーロなど
高額紙幣は断られること(お釣りがないと言われる)
が多いので、できるだけ小額紙幣を携帯すべし。


クレジットカードは、最低2枚

VISAが使えない、Masterが使えない
使えるのだけど、この時間は無理
これぞ、海外あるある。

また、海外で、立て続けに利用したり、
金額が大きかったりすると、不正利用防止のため、
カード会社側の判断で、
勝手にカードを止められることもあり。
その場合、いちいち、日本のカード会社に
現地から電話をして、
不正利用ではない旨を伝えて
解除してもらわないといけない。
これが超めんどう。

バックアップも含め、最低2枚持参を。


プライオリティパス

ご存知、世界中の空港ラウンジが使えるカード。

スターアライアンスワンワールド
スカイチームなど
各アライアンスの上級会員カードがあっても、
すべて該当の路線で飛べる訳ではないので、
持っておくと便利。


SIMフリースマホ&グローバルSIM

毎回、WIFIルーターなんて借りてられない。
荷物が増えるし、
ルーター自体も頻繁に充電しないと使えない。

「AIS」などのグローバルSIMを活用するのが便利。
世界70か国対応(データ通信のみ、4GB/15日間)。
Amazon等で購入可能。

いちいち、国ごとで、SIMを差し替えなくて済む上、
開通を待たずに、すぐに利用できる。
インド等は、現地でSIMを買うと、
開通までに超時間が掛かる。

また、非居住者の外国人が
現地でSIMを購入できない国もあり(ドイツなど)。

テザリング不可のグローバルSIMもあるので、
その点も、注意を。


エコバック

買い物をした際、ビニール袋は有料、
もしくは、そもそもそれがない国が多い。

また、アフリカはビニール袋自体の
持ち込みがNGの国もあるので、注意が必要。
捨てても良いような
エコバッグを1枚持ってると便利。


マルチコンセントプラグ

日本の形状のものが
どこでも使えると思ってる人が多い。
マルチプラグを購入しておけば、
いちいち各国のプラグ形式を
確認する必要がなくなるので便利。


もしもの時に

私は、以下の4アイテムを持参している。

・顔写真(証明写真何サイズかを複数枚)
・パスポートのコピー
・過去のパスポート
 (入国履歴の提示を求められる場合があるため)
・予備のグローバルSIM Card
・USD


***

【事前にDLしておくもの】

路線図アプリ

「Transit」など、路線図アプリを
事前にDLしておくべし。
現地で電車を使う際、乗り換え検索などに役立つ。
ただし、新駅や新路線など、どのアプリも
アップデートが追いついていない。
詳細は現地到着後、再確認を。
日本から近場の韓国やタイでさえ、
まだアップデートが追いついていない。


配車アプリ

Uber、Grabなど、配車アプリを活用すべし。
カンボジアの「PassApp Taxi」
スリランカの「PickMe」など
国によっては、独自の配車アプリがあるので、
事前に調べてDLしておくべし。

クレカ登録もお忘れなく。
クレカ引き落としで、
現地でキャッシュを使わなくてOK
ボッタクリの心配もなし。

事前に料金もわかる上、
配車時に、ピックアップ先とドロップ先を
入力するので、行き先を
いちいちドライバーに伝えなくて良い。


地図アプリ

Googleマップ
使えない国(韓国など)があるので、
事前に現地で使える地図アプリをDLすべし。


コミュニケーションアプリ

Facebook、LINE、Instagramほか、
WhatsApp, Kakao Talk、WeChat、Zalo、Viberなど。
現地でメジャーなコミュニケーションアプリのDLを。
ホテル、レストラン、各種ショップなどの
予約のやりとりがアプリで可能なほか、
現地の方々とやりとりをするのがスムーズ。


***

【現地で調達すべきもの】

交通カードを活用しろ

日本同様、チャージ式の交通カード(Suica的な)
を発行している国が多い。
いちいち切符の買い方で悩まなくて済むし、
電車だけでなく、バス、
ショップなどでも使えるので、時間も節約。
帰国前に現地コインで、
財布がパンパンになってる人に勧めたいw


タバコは安い国で買え

喫煙者の方。
事前に渡航先のタバコ相場を確認すべし。
ヨーロッパ、オーストラリアなどは糞高い。
アジア(一部を除く)、アフリカなどは、安い。
また、電子タバコ持ち込みNGの国があるので、注意。
タイは持ち込んだら没収と罰金。


***

【その他の注意点】

さっさと空港へ行け

日本の空港に慣れきってしまっている方、
あんなほぼスルーの国、日本しかないので、
空港チェックインはお早めに。

海外空港でのセキュリティチェックは、
まず、空港に入る前から始まる。
国によっては、パソコンのの電源を
入れるところまでチェックされる。
(ランダムではなく、PC持参者は全員)


脱ぎにくいブーツは履くな

海外空港は、靴を脱いで
セキュリティチェックとなるので、
脱ぎ履きしやすい足元でどうぞ。

調子乗って、ブーツ履いてきて、
モタモタしてる人は邪魔なので、
道を空けろ。


荷物は最小限で

たった数泊で、「え?お引っ越し?」
というような、大げさな
スーツケースを引っさげてくる人が。

機内持ち込み手荷物のみだと、時間節約。
預け入れ荷物がなければ、ロストの心配もない。
国によっては、荷物が多い&デカイと、
メトロ、トラム、バスなどの
現地公共交通機関は追加料金もしくは、
乗せてもらえない場合あり。

洋服?着替え?
現地のランドリーサービスを使え、
もしくは、現地で買え。


ゲート確認をしっかりと

海外空港は、出発ゲートが頻繁に変わる。
出発案内ボードをこまめに確認しておくべし。
エアチケットに記載されている
ゲート番号は信じるな、疑え。
海外ハブ空港は、一体何駅分歩かせるのだ!
くらいの広さなので、猛ダッシュするハメになる。


英語と世界史は勉強しておけ

英語が出来ない国民=日本人
それが世界の共通認識。

英語が出来なければ、足元の広い、
exit row seat(非常口座席)にさえ、
指定できない。


現地の言葉は最低限、覚えろ

挨拶程度は覚えていくべし。
これで、現地の方の対応が異なってくる。


情報は、欧米のツーリストから

どの国にも、アホそうな日本人バックパーカー
(主に糞学生。同性の2人組が多い)がいるが、
全力で、スルーを。絡むな。

彼らと絡んで、有益なことは1ミリもなし。
欧米、インドなどからのツーリストや
現地の方々との交流に貴重な時間を使え。
有益な情報はそちらの方が得られる。


若いうちにさっさと行け

リタイアしてから?世界一周?
世界の名だたる名所は、難所だらけ。
アホか、急勾配の坂、登りきれんわ。
いいから、元気な若いうちにさっさと行け。


***

ちなみに、世界中、どこに行っても、
「自分」は、落ちていないので、あしからず。

 

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