なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

ホテル難民のこと。

都内のホテルが、ホントに取れない。


観光庁が、今年6月に公表した『観光白書』によると、
全国の宿泊施設稼働率が軒並み上昇。
東京と大阪では、稼働率81%を超え、過去最高を記録。

国内外のホテルチェーンが東京を中心に
新たな宿泊施設を開業しているものの、
建設コストの上昇もあり、
需要の拡大に追いつかない状況が続いている、そう。


今年は、更に飛ぶ回数が増え、行ったり来たり。
発作くん” 達と感動の再会が果たせることは嬉しいが、
まさに、その数字が表わす重みを、今、肌で感じている。


まず、価格の高騰が異常。

外国人観光客の増加も手伝って、
サラリーマンのオアシス『ビジネスホテル』でさえも、
驚くほどの金額となっている。

特に、渋谷・新宿等の都心は、

「え?ここ、ラグジュアリーホテルでしたっけ?」
(ブセナさん?ヒルトンさん?アリビラさん?)

と、いうほど。
あまりに強気の料金設定に、今すぐ荷物をまとめて、
『ごめんなさい、しばらく実家に帰らせていただきます』的な気持ちになる。

 

地方勤務のビジネスマン達は、

鬼嫁の恐怖に怯えながら、泣く泣く差額分自腹で宿泊するか
(明日から塩ごはんで対応します)

埼京線で1時間、駅から更に歩いて30分、
始発に乗らなきゃ会議に間に合わない。出張くるたび、早起きに、あら健康
(部下には、陰で、ニワトリ部長と呼ばれてます)

みたいなホテルを、ウォーリーを探せ!並みに、
血眼になって、探されているかと思う。

全国各地から東京・大阪に出張される皆さん、
本当に、おつかれさまでございます。
(これを酒のネタにし、一緒に2日間くらい飲めそう)

 

日経ビジネスの取材で、アパホテルの名物社長・元谷さんが、

「いずれ国内で出張するビジネスパーソンは、
 高すぎて東京都心に泊まることができず、
 都心から遠くても宿泊料金が安くなる郊外に泊まるようになるかもしれない」。

と、コメントされていた。

それは困る、相当、困ったちゃんである。
(都内で飲みづらくなるではないか!)

レトルトカレーは作らなくて良いので、大至急、ホテルを建設していただきたい。


一方、良いこともある。

ビジネスホテルも、便利になったもので、
今や、Wi-Fi、温泉(大浴場)は当たり前。

各ルームに、電子レンジや洗濯乾燥機、
iOSAndroidガラケー、どんな携帯でも、お任せあれ♪』
と、言わんばかりに、枕元に各種充電器までもが常設されている。


「これって、人間が食べても良いものですか?」

だった、朝食も、
それを目的にそのホテルをチョイスする方がいるほどに。


『ホテル暮らしが理想(むしろ家いらない)』
の私にとっては、嬉しい限りである。

 

沖縄も、ご多分に漏れず、引き続き、ホテルの建設ラッシュ。

先日も、まさかの桜坂エリアに(え?この場所に?)
「ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄」が開業した。

ハイアット、沖縄県初進出。

日本国内で10軒目のハイアットホテル。
「ハイアット リージェンシー」ブランドとしては、
東京、箱根、京都、大阪、福岡に次ぎ6軒目となるらしい。

すでにステイした方の評価は上々。


“ホテル缶詰症候群(売れっ子作家気分で、集中して仕事ができる)”

これは、難民になる前に早急に籠らねば、と固く誓い、電卓を弾いている。

 

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