なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活7年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

開拓のこと。

2年のブランクは大きい。

来たる夏の来客ピーク時に備え、
せっせと新店開拓に励んでいる。

ここは沖縄。
恐ろしい勢いで、どんどんと新店舗がお目見えするので
計画的にペースを上げていかないと、
とてもじゃないが追いつかない。

不在にしていた2年間を取り戻すかのように、
日々、チャリンコを漕ぎまくっている。


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来沖する知人友人、仕事関係の方など、
ご本人から「またあそこに行きたい」とのリクエストが入らない限り、
同じ方を同じお店にはお連れしない、
そんな個人ルールを定めている。
誰をいつどこにご案内したかの管理リストも存在。

理由は色々とあるのだが、東京にいがちな、
「俺っち、毎年沖縄行ってるし(てへぺろ)」
野郎の鼻をへし折りたい、というのが、
日本一性格の悪い県民(いや、府民)である、
都人的な表現としては近いだろうか。

1泊や2泊、沖縄に来ただけで、
年に1回訪れているだけで、
沖縄をさも分かった風に振舞われるのは、ちと、ね。
「黙って、在住者に従いなさい(ハズレはないから)」
と、いつも心の中で思っている。

そんなこともあり、新規開拓というのは、
私の中では、とても重要なタスク。
自分の足と金を使って、自分の目と鼻と舌で、
ちゃんと体験したものでないとおススメ出来ない、
との勝手な拘りから、愛車で走り回る事態に。

「毎日美味いもの食ってるな」
なんて声もチラホラと聞こえてくるが、
そんな生易しいものではなく、割とこれ、修行に近い作業。
もちろん、アタリハズレも。
真昼間から、不発弾を発見することだって稀にある。


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昼から回って、1日10〜15軒。
夕方スタートなら、5〜8軒。
このレベルで巡回しているので、
必然的に、一軒あたり、そんなに長居が出来ない。

このペースで新規開拓を進めるがゆえに、
私の中で、「このお店リスト入り」となる共通点、
というか、傾向のようなものが自然と出来上がっている。


①トイレが綺麗
②お通しが美味い
③割り箸じゃない
④カウンター席があり、1人のお客さんがいる
⑤布おしぼり、そしていい匂い


①トイレ、②お通しあたりは、一般的にも言われいることだが、
この5点セットが揃ったら、否が応でも、期待値が膨らんでしまう。

ワンドリンク+料理1〜2品くらいのタームでハシゴするのだが、
この5点セットをおさえられてしまうと、
「絶対ここ、うめぇぞ」
と、心が踊ってしまい、
ついついオーダーする品数が増えてしまう。

もちろん、お通しを提供しないお店もあるし、
料理の邪魔をするので、あえて匂いのするおしぼり
を出さないところもある。
全てのお店がこれに当てはまるとは言えないが、
私の中では、なんとなくこの傾向、なのである。


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私は「石鹸の香りがする、布おしぼりが最強説」の信者だ。

若かりし頃は、全く気にしていなかったが、
歳を重ねてくると、不思議と
紙おしぼりより、布おしぼりを好むようになる。

しがないサラリーマン親父のあるある行動代表格。
おしぼりで顔をふく、通称「顔面ゴシゴシじじぃ」。

その行動心理がよくわからなかったが、
知らず知らずにうちに、今や、
「顔面ゴシゴシじじぃ」の仲間入りをしている。
むしろ、その代表選手になっているといっても過言ではない。

おしぼりで顔を拭いた瞬間、
アラフォーじじぃの顔面から、女子高みたいな匂いがする、
「顔面ゴシゴシじじぃ」から「瞬間顔面女子高じじぃ」
に変貌する、ひとときがたまらない。

出てきたおしぼりから、
ふんわりと石鹸のいい香りがしたときの、あの幸福感。
おわかりいただけるだろうか。

それに対し、稀に、生ゴミのような異臭を放つ ‟ブツ”
が、威風堂々と登場する場面に遭遇することがある。
これぞ、まさに、真昼間から掘り当ててしまう不発弾である。


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余談にはなるが、
私が駐在していた、東南アジア某国では、
紙のおしぼりがデフォルト。
日本と同じように、席に着くと、
お箸などと一緒に提供されるが、
実はこれ、すべて有料(1枚5円〜10円程度)。

ごくまれに、日系の居酒屋等で、
布のおしぼりが出でくると、
「どっひゃー、ラッキー!」と、
顔面をゴシゴシしながら、
ひとりテンションを上げたものである。

先日、中国地方視察行脚の旅をしている際、
島根県松江市でお世話になったホテルが、
外出先から戻るたびに「お帰りなさいませ」
と、フロントで、おしぼりを渡してくた。
しかも、冷 or 温の選択肢付き。

「顔面ゴシゴシじじぃ」にとっては、
この上ないサービスであった。


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ゴールデンウィークが明けると、
沖縄は、梅雨入り向けてのカウントダウン。
例年、6月末には明け、
本格的な ‟沖縄シーズン” に突入する。

『石鹸の匂いのする、冷たーーーい、おしぼり』
まさに、‟ヤツ” が躍動する、旬の季節の到来である。

もし、あなたが沖縄を訪れた際、
隣の席で、顔面から女子高の匂いを放つ、
怪しげなじじぃがいても、
声を掛けずに、そっとしておいてあげてほしい。

切にそう願い、今日も、ニシヘヒガシへ、
チャリンコを走らせるのである。

 

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