なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

見分け方のこと。

バンコクステイ終了。
乾季のタイは、過ごしやすくて、素晴らしい。
予定していたタスクも完了し、
充実した滞在となった。

これから香港へ向かうため、
再び、スワンナプーム空港着。

さすが、観光立国タイランド
空港も24時間営業。
この時間でも、アジアだけでなく、
世界各国からのビジターで溢れかえっている。

どの国に行っても、だいたい顔の “雰囲気” で、
「あっ、たぶん、日本人」
と、判別できるが、当然、
分かりにくい “顔立ち” の方も存在する。
特に『人種のるつぼ』的な国に行けば行くほど、
その見分け方は、段々困難に。

かくいう私も、アジア諸国だと、
現地の方に間違われ(阿呆面だから?)
声を掛けられることがある。

時には、ソウルの地下鉄で、
韓国人のおばちゃんに乗り方を尋ねられたり、
時には、台北で、観光の欧米人に、
小籠包屋の店員と勘違いされたり、
時には、フィリピンで、
時には、インドネシアで、
時には、マレーシアで、
時には、バンコクで、
・・・と、
過去数え切れないほど。

今回の往路、香港国際空港でも、
飛行機のトランスファーで狼狽していた、
日本人青年に話し掛けられた。
しかも、同じ日本人から、
身振り手振り付きの拙い英語で。
「あっ、日本語で大丈夫です。」

ほぼ毎月、ダイビングのために
南国渡航していた東京時代は、
余りに色が黒過ぎて、帰国の際、
成田空港イミグレで、
「No! No! Foreigner!」
と、外国人パスポートGATEに
案内されたこともある。

私の同期で、グアムのダイビングボート上、
日本人観光客に、チャモロ人と間違えられ、
「How many dolphins can I see?」
と、その日、観られるイルカの頭数を聞かれ、
「あっ、日本人ですけど・・・」
「えっ?あっ、すみません!
   こちらに住まれてどのくらいですか?」
「あっ、僕も観光なんですけど・・・
   ご期待に添えずで・・・昨日来ました」
と、不毛なカンバセーションを
繰り広げた輩もいるので、世の中、
ほんと、何が起こるかわからないものである。


個人的に、
「あっ、たぶん、日本人」
と、見極めるポイントがいくつかある。

例えば、空港で、
「あれ?もしかして、お引っ越しですか?」
というほど、
無駄にデカいスーツケースを引きずっている。
単独では行動出来ず、
固まって、集団チェックイン。
そのため、チェックインカウンターでの
所要時間が、異常に長い。
ジェスチャーだけで、グランドスタッフに
何かを訴えようとしているが、
上手く伝わらず、更に時間が掛かる。
などなど。

イミグレが、長蛇の列の際は、
並んでいる人たちを眺めながら、一人づつ、
あの人は、中国人
あの人は、韓国人
あの人は、タイ人
あの人は、アメリカ人
あの人は、フランス人
と、勝手に予想していき、
彼らが手に持っているパスポートを見て、
答え合わせをする遊びを密かに楽しんでいる。

ちなみに、パスポートに
『謎の透明ビニールカバー』をしているのも、
ほぼほぼ日本人である。
(イミグレで余計な時間掛かるから付けないで)。


私が “典型的な日本人だな” と思う格好がある。
それは、嫌悪感という意味で。

上下『白』のハーフパンツとTシャツ(キレイ目の)
Tシャツの首から、サングラス
長袖のYシャツを肩からプロデューサー巻き
焦茶色の革サンダル
下品な腕時計

そして、
ブランドもの小さなショルダーバッグ。
決まって、GUCC○ か LOUIS VUITTO○
を引っ提げている。

「あっ、たぶん、日本人」

ダイビングを中心に、
アジア諸国からミクロネシアなどに飛んだ際、
この手の方を目撃すると、
「TPOに合わせて格好と持ち物選べや」
と、ついつい思ってしまう。

ブランド品が良いとか悪いとか、
そういうことではなく、
「それ、ここで必要?」
「何しに来たの?」と。

だいたい、この手の方は集団で、
たむろっていらっしゃる。
そして、GUCC○ や LOUIS VUITTO○
のバッグを振り回しながら、
「ボラれた!ボラれた!」
と、デカい声、しかも日本語で、
叫んでいらっしゃる。
日本人が馬鹿だと思われるから、
ほんとやめていただきたい。
(いや、馬鹿だからボラれたんでしょう、きっと)

その土地に合った、“ドレスコード” を意識する。
それも大切だなと、
イミグレで並ぶ各国の人々を眺めつつ、
ひとり、そう思うのであった。

ここ、灼熱のThailandにて。

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