なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

コラーゲンのこと。

また東京。
諸々、終えて沖縄へ。

羽田空港の喫煙所で、おそらく
これから沖縄出張に行かれるのであろう
キャリアウーマンらしき女性2人が、
『テビチ』について熱く語られていた。

●右 
磯野貴理子を縦に伸ばして、2回くらい洗濯。
天日干しして、アイロンをかけた感じ。の方。

●左 
新小岩あたりの喫茶店で、ナポリタン大盛りに
粉チーズを山盛りかけてそうな感じ。の方。


(そういや、今週、久々に『テビチ』食ったな)
と、思い出しながら、家政婦のごとく、
市原悦子気分で、耳を澄ませていた。


貴理子
「見た目は、ちょっと・・・だけど、美味しいよ」

ナポリタン
「足でしょ?味の想像がつかない〜」

貴理子
「コラーゲンの塊だから、絶対食べるよ」

ナポリタン
「女2人で、豚足くださいって注文するの?」
「ちょっと恥ずかしくない?」

貴理子
「テビチください、って言えば大丈夫」


テビチ、テビチ、テビチ。

『テビチ』=『豚足』
と、訳されることが多いが『テビチ』は、料理名。
『手引き』の訛りで、“煮込み料理” を意味し、
本来、豚足という部位そのものを表す
言葉ではないらしい。

正確には、『テビチ』ではなく『ティビチ』。
豚足を “使わない” 煮込み料理も、
『ティビチ(ウティビチ)』と言い、
豚足の煮込み料理は、
『足(アシ)ティビチ』と呼ぶそう。

また、同じ豚足でも、
足先(ヒヅメ)の部位だけを指す
『チマグ』と呼ばれるモノもある。

たかが足、されど足。
意外に、ややこしいのである。

沖縄で、豚足は、おでんや汁物、
煮付け料理にして楽しまれていることが多いが、
私は、“焼き” か、“揚げ” をオススメしている。
表面カリッカリ、酒のアテとしては抜群。
骨付きで提供される。

ナポリタン
「へぇ〜、テビチって言うんだ!」

貴理子
「去年行った時は、6頭分位、食べたかも」

貴理子さん、ナポリンさん、思う存分、
豚足に、むしゃぶりついてください。
今回は、頭数二桁超えされることを
陰ながらお祈りしております。

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