なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

都市伝説のこと。

最低気温が、22℃ まで下がってきた。

「夏が終わってしまう」
幾許かの寂しさを感じながら、
この夏最後の来客ラッシュ対応中。

先輩、後輩、同級生。
「走馬灯って、このこと?」
と、思うほど、毎日ハシゴで、
色んな方々とご一緒している。


沖縄生活6年目。
体育の日を挟んだ、3連休を
沖縄で過ごしたのは、実に初年度ぶり。
(1日だけ日帰り福岡だったが)
今回、初の『那覇大綱挽まつり』
にも、足を運ぶことが出来た。

沖縄の大動脈である、国道58号線
東京で例えるなら、丸の内~霞ヶ関、
銀座四丁目、渋谷あたりを丸ごと一緒にした
那覇市内中心部の久茂地交差点を封鎖。

正直なところ、
レンタカーで沖縄観光を楽しまれる観光の方や、
連休の稼ぎ時、
お客の送迎を行っているマリン業界の方にとって、
「道路封鎖って、なんて迷惑なイベント。空気読め」
と、思っていたが、
実際に会場に行ってみると、
老若男女、国籍問わず、皆さんが楽しんでる様子、
その熱気に「なるほどね」と納得。

地元の方、観光客のみならず、
米兵を始めとしたアメリカ人、
ドイツ語やフランス語を話すヨーロッパ人、
中国、台湾、韓国など周辺アジア諸国の方々、
ここは、日本ですか?
というくらい、ハイテンションな外国人だらけ。

彼らの勢いに便乗し、私も、ちゃっかりと、
ギネス認定を受けた
世界一の大綱挽の上に乗せていただき、
それなりに、まつりを楽しんでしまった。

そんな様子もあってか、
この連休でお迎えした方々からは、

「外人さん多いね!」
「沖縄は、〆のステーキでしょ?」
「アメリカンなステーキを最後に食いたい」

と、ケンミンショーネタの猛プッシュ。

おかげで、
肉ばっかりを食った3日間であった。


“〆のステーキ” は、都市伝説。

事実、ここ最近まで、私自身も、
“〆のステーキ” 体験はしたことがなかったし、
移住者・沖縄の方問わず、私の周囲から、
「“〆のステーキ” でも行きますか?」
なんて、セリフは聞いたことがなかった。

あくまでも、私が想像するに、

●遅くまで開いている店がない中で、
 ステーキ屋は、割と遅い時間まで営業
●都内に比べるとラーメン店が少なく、
  〆のラーメン文化が根付いていない
(ここ最近は増えてきたが)
●24時間営業の有名な、
  うちなー食堂のメニューに、ステーキがある

と、いう事象が脚色され、
“〆のステーキ” という
都市伝説が生まれたのではないかと。


が、これが、
都市伝説ではなくなってきた。

『いきなりステーキ』も沖縄初進出を果たし、
ステーキ店のオープンラッシュ。

昼11時から、朝7時まで営業
という、スーパー肉野郎の強者店も出現し、
連日多くのお客さんで賑わっている。

沖縄は、“〆のステーキ” 
沖縄は、“〆のステーキ” 
沖縄は、“〆のステーキ” 
沖縄は、“〆のステーキ” 
沖縄は、“〆のステーキ” 

ある意味、その言葉に洗脳されるように、
都市伝説が、伝説ではなく、
リアルになってきている感じにビビりつつ、
“〆のステーキ” 
という、沖縄文化形成の一翼を
自分も担っている感じがして(おこがましい!)
ついつい、客を引っ提げ、
スーパー肉野郎の強者店に、
突撃してしまうのである。

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