なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

沖縄Magicのこと②。

那覇空港なう。
今日も朝から混んでいる。

沖縄県文化観光スポーツ部・観光政策課の発表によると、
7月の入域観光客数は、71万4,000人。
対前年(H26)同月比+9.2%(+6万0,100人)で、
7月の過去最高記録を叩きだしたとのこと。


空港で、テンションが上がりまくってる方々を見ると、

やっぱ、沖縄ってすげぇ~
人気の観光地なんだな~

と、改めて実感する一方で、

思い描いていた天候・気温と異なっていた際のリアクションに、
失礼ながら、ついつい苦笑してしまう。

関西出身者ならお分かりいただけると思うが、
551の豚まんこと、“蓬莱” のTVCMをどうにも思い出してしまうから。


〇 551が、あるとき~♪

「青い空、キレイ~!」
「暑~い、来たぜ~沖縄!!」


× 551が、ないとき~♪

「何かどんよりしてるね・・・(今にも、雨降りそうじゃん)」
「思ったより寒いな・・・(タンクトップで来ちゃったけど)」

なるみねぇさんの “例の顔” が頭の中を駆け巡る瞬間である。


個人的には、太陽燦々&紫外線ビームギンギンの青空よりも、
沖縄到着時は、若干、曇っていた方が、
テンションが無駄に上がり過ぎず、冷静を保てて、
ちょうど良いのではないかと思っている。
特に沖縄ビギナーの皆さんにとっては。

那覇空港に着いた時点で、テンションがMAXになると
あらゆる感覚が、麻痺してしまう気がする。


呼び込みの兄ちゃんに誘われるがままに、
国際通りで、1杯750円のオリオンビールを飲んじゃったり、
(しかも実はビールではなく発泡酒)、

タクシーの運ちゃんに案内されるがままに、乙姫ではなく、
ザトウクジラ(自主規制)が待ち受ける竜宮城に行ってしまったり、

沖縄最安値のふれこみに踊らされ、
「酒酔人」と書いた、都内では着られないTシャツを買っちゃたり、

無駄にデカいシーサーを土産に引っ提げ、
羽田帰りの満員電車内でその重さに無性にイラついてきたり、

と、通称『沖縄Magic』(と私は呼んでいる)に掛かった状態になってしまう。
13年前の私もそうであった・・・。


「Magicに掛かることこそが、旅の醍醐味なのだ!」
という捉え方もあるが、
私の場合、どこにいっても現地に溶け込みたいタイプ。
“ザ・観光客” ということがバレないよう、
極力、ワクワクは胸の内に収め、あくまでも冷静を装っている。

全身から『オラオラ、楽しみに来たぜ~!
ギャフンと言うくらい満喫してやるぜ!見てろよベイベー』オーラは、
出さないように気をつけつつ(多分、ムンムンに出てるけど)、
第三者から客観的に見た理想像は、
『むしろ、私の方が詳しいですけど、何か?』スタイルである。

ビックリするくらい荷物も少なく、
帰国の途についた那覇国際空港・税関コーナーで、
「ほんとに、これだけですか?」
「別送品はないですか?」など、
毎度のルーティーンワークのように、いつも足止めされている。
(先月も先々月も、あなたでしたよね。いい加減、覚えてください)。


ちなみに、沖縄県の晴天率(晴れ日数)は、全国35位(2010年データ)。
47都道府県中、下から数えた方が早い。


奇しくも、今日は、曇り時々雨予報。

「551がないとき〜♪」状態の皆さんに言いたい。
むしろ、あなた、ラッキーですよ、と。

 

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