なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

チカラのこと。

裏腹。

梅雨入り宣言した翌日から、
晴天が続いている沖縄。

ゴールデンウィークの来客ラッシュもひと段落し、
毎日そこそこ忙しくも、時間に縛られることなく、
マイペースで動いている。


開業して、はや2週間。

頭の片隅にはありつつも、
具体的にどうやって進めるかな~と、
悩んでいた、自社サイト制作。

独立以来、
「まずは、なんでも自分でやってみる、
 ダメだったら、プロ・パートナーに頼もう」
という、スタンスでいるのだが、
ついつい、この件は、後回しに。

学生時代の夏休みの宿題と同じで、
得意な科目は、機嫌よくサッサと片付けてしまうが、
苦手なものが最後まで残ってしまう的な。

人間、自分が得意な分野は、
「あっ、こうしよ」
と、すぐにゴールや、達成するまでの具体的な道筋が見え、
意気揚々と着手できるのだが、そうでないものは、
「わかってますよ~、わかってますよ~、
 君がいるのはわかってますよ~、
 別に、忘れたわけじゃないですからね」
と、自分に、あるいは、周囲にアピールしつつ、
ズルズルと、後ろ倒しにしてしまう。

もっと言えば、
「神様、このまま、このタスクはなかったことに」
「祈・自然消滅」
なんて思ったりしてしまう生き物なのである。
今回のわたしも然り。

そんな中、某大手通信会社を退職し、一足先に開業していた、
のんべえ後輩夫婦(正しくは、のんべえは旦那の方だけ)に、
「ぱいせん、うち、サイト出来ましたよ」
と、ケツを叩かれ、ん、いや、触発され、
ようやく、せこせこと、PCのキーボードを叩きだした。

裏腹なもので、いざ、やり始めると、面白くなっていき、
荒削りではあるが、2日間で、何とかそれなりの形に。
無事、自力でのリリースとなった。

 

わたしは、「コンサルティング」という言葉が嫌いだ。
なので、自社のサイトには、このワードは一文字も使わなかった。

約16年間、会社員生活を送る中で、
たくさんの「コンサル」と言われている、
もしくは、自身でそう名乗る方々にお逢いしてきた。

もちろん、その大半の方には、
ものすごーーーくお世話になり、
今でも、公私ともに仲良くしていただいているが、
それでもなお、「コンサル」という響きが好きになれない。

あくまでも、個人的な印象なのだが、
‟自ら”、仰々しく「コンサル」と名乗っている方に限って、
なんだか、輪郭のハッキリしない、オバケみたいな感じ。

言ってることが、フワッとしていて、具体性がない。
うん、この上なく、胡散臭い。

中規模都市になればなるほど、
この手の胡散臭い方たちが、どこからともなく湧いてきて、
気の弱そうな若者もしくは、主婦を前にし、
「儲かる仕組み」「絶対にキレイになる」「集客力アップ」
などなど、気持ち悪いフレーズをギラギラと並べ、
ご丁寧にも、周囲に丸聞こえのボリュームで、
マンセーなご講和を開催されている。

主に、チェーン系のカフェ、ファミレスなどに生息。
ドリンクバーで、何時間も粘られている。
(あのー、コーヒーカップ、乾いてますよ)。

振り返ってみれば、今から3年前にも同じようなことを書いていた。
「ウォーキングスメラー」。
我ながら酷いネーミング(笑)。
3年経っても、まだまだ沖縄に大量に発生中だ。


「コンサル」という言葉が嫌いなのは、
評論家・批評家に近いと感じているからだ。

ある課題に対し、理想論は語る。
が、驚くほどに、モワッと、ボヤッとしている。

ただ、この手の方々、ある意味、
一定層のファンを集めるのには長けており、
口が上手いので、それでも「信者」は、
わかったような気になってしまう。


「理想はわかった。たしかに素晴らしい。で?」

課題解決や目標達成に向けて、
自分も一緒に動く、汗を流すということをしない。

上がってきたものに対して、
あーだ、こーだと、批評だけを繰り返す。
具体的どのように実現していくのかが全くない。
結果にコミットしない。

やはり、自称「コンサル」に丸投げではなく、
相談主自身が、結局は、自分の頭をひねって考えなくては。

何事も、自分で『やる切るチカラ』を磨くのが大切だなと結論づけ、
今も、聞き耳を立てながら、わたしの後ろに位置する
「ウォーキングスメラー」の大演説を聞いている。

思わず、「マンセー!」と声が出そうに。
あぶないあぶない。

 

ヒトって、裏腹。

 

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