持ち物のこと。
シンプル イズ ベスト。
海外渡航の場合、
荷物が少なければ少なくなるほど、
税関で止められて、あれやこれやと
聞かれる確率が上がる。
やっぱり、私、怪しいのであろうか。
もともと、荷物は少ない方なのだが、
一度、訪れたことがある場所に、再訪する場合、
ほとんど手ブラに近い状態になる。
持っていくのは、カバン一つ。
●財布(クレジットカード&現金)
●スマフォ・Pad&充電器(必要な時は、PC)
●ペン&メモ帳
●マスク
●サングラス
●飴
●本
●自宅の鍵
●最小限の着替え
海外渡航の場合は、上記にプラスで、
●パスポート&そのコピーを何枚か
●エアチケット
程度。
よほどの長期にならない限り、
カバンが二つになることも、
スーツケースが登場することもない。
必要になれば、現地で調達すれば良し。
洗濯乾燥機が備え付けてあるホテルも多いので、
現地で洗えば良い。
ただ、俗に言う、“バックパッカー” とは、
ちょっと違う、と自分では思っている。
『宿を予約していない』
『なんなら、空港で寝る』
なんてことは、皆無。
弾丸が多く、時間を無駄にしたくないので、
当然、『何をするかもノープラン』
ということはなく、
分刻みではないが、ゆるゆるでもない、
私にとって、ちょうどよい塩梅に予定を組んでいく。
『○日○時に○○で○○を食う』
とまで、ガチガチには決めていかないが、
『滞在期間中、名物の○○は食いたいな』
『○○だけには、行っておきたいな』
くらいの目星は、付けていく感じ。
もちろん、現地の下調べ、それに伴う手配関係は、
事前にきっちりと行っている。
10代~20代前半の若かりし頃は、
かなり綿密に計画を立て、
“念には念を” ということで、
相当な荷物持ちだったが、ひいこらひいこらと、
空港まで重い荷物を引っ提げるのが嫌になり、
そのうち、自宅から空港(または現地)まで
荷物を発送するように。
「うぅーん、身軽」
「最初から送れば良かった、楽チン」
しばらくは、そんな風に感じていたが、
荷物引取り&受け取りの日程調整の手間、
自宅で待機しなければならない
という拘束感がある割には、
送ったものの、結局、使わないことが多く、
それもアホらしくなり、
徐々に荷物が減っていった。
当時は、同じ場所に同じ期間、同じ目的で行くのに、
自分より明らかに荷物が少ない友人を見て、
「え??荷物そんだけ?」
( “念のため” の想定してないでしょ?)
(後から、必要になっても知らないよ)
(困っても、ぜってぇー、貸さねぇー)
と、人として、
“クズ” レベルのことを思っていたが、
そうなったらなったで、どうにかなる、
というか、自らどうにかするもので、
今、振り返ると、彼らの方が、すこぶるシンプル、
いろんな意味で自由度が高かった気がする。
荷物の多さ、ということではないが、
歳を重ねれば重ねるほど、
極力、シンプルでありたいな、
と、思うようになってきた。
追われる毎日を送っていると、
気が付けば、余計なものばかりが増えている。
そして、ここぞというときに、それらが足かせになる。
なんてことが、ある。
いつでも、身軽で、
フットワークの軽いオッサンでありたい。
3分でパッキング。
さて、チェックアウトし、早朝便で、沖縄へ・・・。