なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

ホストのこと。

バンコク3日目も無事に終了。


国内外問わず、どこへ渡航する際も、何かしらの横槍等が入り、
予定通りに進むことはほぼないが、今ところ、
天候を含め、すこぶる順調。すべてオンスケで、事が運んでいる。

時間の合間を縫って、在タイ某国大使館で働く大学時代の先輩御一家や、
駐在3年目に入った同期、
ダイブクルーズでいつもお世話になっているダイビングショップ関係者、
縁あって、沖縄で出逢ったメンバーとも久々の再会を果たせた。

「あん時は、○○だったんすよ」
「○○さんって、元気すか?」
「最近の那覇って、どんな感じになってる?」
「今、タイで、こんな生活してます」
ミャンマーに行ったけど、あそこは凄い」
「先月、○○さんも来てましたよ」
「次の赴任先、○○になるかも」

今だから話せる当時の昔話から、
最新の沖縄情報、タイでのライフスタイル、
周辺諸国事情、駐在員あるあるトーク、今後の人生設計などなど、
シンハービールを煽りながら、色んな話に花が咲く。

若いうちに、様々な人たちと逢って、たくさんの景色を見ることは、
自分の価値観・人格形成をする上でほんとに大切だなと感じると同時に、
「あの時、○○をしておけば良かった」と、
後ろ向きに過去を振り返る、
つまらない毎日にならないよう死ぬ気で生きなければ、
と、改めて思える3日間であった。


沖縄にいると、自分が『お迎えする』立場。
ピークの夏時期は、毎日のように誰かしらがやってくる。
一緒に食事をとらせていただくことを中心に、海のガイド、
陸の観光案内、レンタカー手配、ホテル紹介、お店の予約などなど、
なんやかんやしていたら、あっという間に1年が過ぎ去ってしまう。

それもあってか、那覇を離れ、
久々に『迎えられる』側になると、
まるで “沖縄での自分の姿” を見ているようで、
「こんな笑顔でお迎えしてたっけ、俺」
「ヤバい、最近どうも流れ作業になってる」
と、反省すると共に、
「気を遣って無理やりこちらに合わせてもらったんじゃないか」
「なんか、面倒くさいこと言っちゃったかも」
「自腹でわざわざココまで移動してきてもらったんだ」
「そもそもこんなもん食いたいんだっけ」
と、あれやこれやと想像し、なんとも言えない気分になる。
(ヘベレケになったら忘れちゃうけど)


私が『迎えられる』側に立つ場合、
ひとつだけ、気を付けていることがある。

それは、会食の際、
「○○(地名)と言えば、○○(名物)でしょ!」
という、指定を極力しないこと。

当然、「○○(地名)なら、○○(有名店)はテッパン!レッツラゴー」
という気持ちはあるが、数日間の滞在であれば、
それは、自分の時間で調整し、いつでもいくらでも行くことが出来る。

「今日どうしよっか?」
「何系行く?」
「寒みぃーし、あったかい物食いたくね?」
「最近新しく出来た店に行ってみない?」

普段と同じような感覚で、その日に食べたいもの、
または、ホスト側(迎える側)が、
その時に行きたいお店に足を運びたい。

理由はいくつかあるが、当人が、現地のどんな環境下で、
どんなコミュニティの中で、
どんな生活をしているのかを垣間見たい、という思いが強い。

「日曜定休多いし、どうしよっかな」
「あの店、混んでるから予約しとかなきゃ」
「魚介系、苦手だったかな」

そこまで労力を使って、気を揉んでもらう必要はないし、
予約ナシでも、フラっと入れる、
気の置けないホームグラウンドに連れて行ってもらう方が好きである。

『何を食うか』も大切だが、『誰と食うか』の方がもっと大切。
そう思える人たちと同じ時間を過ごすと、
自然と酒も飯も美味くなるのである。


タイから戻れば、再び、来客ラッシュ。

「便利さ、とは一体何なんだろう」
自問自答しながら、こちらでも、
日程調整・各種手配のメール対応に追われている。

バンコク滞在も、残すところあと少し。
「あの時、○○をしておけば良かった」と、
ならないよう、明日もフルスロットルで動き回りたい。

 
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