なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

観光立○のこと。

バンコク2日目が終わった。


雨季、真っ只中。雨予報に反して、今日も終日晴れ。
東南アジア独特の蒸し蒸し気温の中、汗だくで、諸々の所用を済ませた。

日中、頼まれモノついでに、バンコク市内のマーケットを中心に巡回。
露店でちょこちょこと食事をとっていたこともあってか、
なぜか、イタリア人に道を尋ねられることが多い1日であった。

アジア人だけではなく、世界各国から様々な人種が集まる、
この熱気感。たまらなく好きである。

今回、4年ぶりのバンコクで、
まず感じたのは「インド人、多くねぇ?増えてる??」ということ。

バンコクのインド人街と言えば、
市場を中心としたパフラットエリアが有名だが、
他の主要地区でも、インド料理屋等を頻繁に見かけるようになった。

実際、インド人旅行者の数は、年々増加しているようで、
夏休みの行き先として、
インドの旅行者に最も多く検索された都市=バンコクになったらしい。
タイにとってインドは、毎年100万人以上の観光客が訪れる、
中国、マレーシア、ロシア、日本、韓国に続き、6番目の国。
今、最も急速に成長している市場のひとつになっているそう。

インド人が1回のタイ旅行で費やす1人頭の金額は、
3万8,000バーツから4万バーツへと増加。
ここ数年で、インド人観光客がタイを訪れる平均日数も、
4日間から7日間になったとのこと。
すげぇな、インド。


タイは世界有数の観光立国。
国連世界観光機関UNWTO)が発表した、
2013年の世界観光ランキングでは、
観光客到着数で世界10位、観光収入で世界7位。
同年の観光客数は2,655万人(前年比約19%増)。

先日、プラユット首相が
『マルチビザ』発行を承認する方向、という報道もあった。

6カ月(180日間)の滞在が可能で、
その期間、何度もタイへの出入国がOKというもの。

タイ国政府観光庁が、より一層の観光客を呼び込むため、
全世界からの旅行者に発行する予定らしい。
昨年は、デモやクーデターの影響で、観光客数の落ち込みが激しかった。
『マルチビザ』発行で、長期滞在をしてもらい、
タイに、たんまりとお金を落としてもらいたい、という目論見だろうか。

現在、日本人観光客が、
ノービザでタイに入国した場合、滞在が許されるのは、30日間。
観光ビザをタブルエントリー(※)で取得すれば、
同じく180日間の滞在が可能だが、これには、手間と時間がめちゃくちゃ掛かる。
『マルチビザ』が発行されれば、その煩雑さは無くなり、便利になる。
※観光ビザ発行(1回)で、60日間。プラス30日間の延長が出来るので、
 計90日間の滞在が可能。これを2回行うのが、ダブルエントリー。

『マルチビザ』は、内閣で承認されたのち、
60日ほどで発行が開始される見込みとのこと。
早ければ、年内中はスタートになるであろう。


タイの観光スポーツ庁は、2015年の観光客数、
約2,900万人を目標とし、1兆4,000億バーツの観光収入を見込んでいる。

さすが、アジア諸国としては早い、1960年に観光庁を設置。
半世紀以上にわたって、観光立国への道を営々と歩んできた、タイ王国である。

観光立県(でしたよね?)、沖縄。
さて、どうしますか。

 
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