なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

ハブのこと。

4年ぶりにバンコクに来ている。

前回は、那覇→羽田、羽田→成田、成田→バンコクという、
『あれ?もしかして、
 俺、移動するために生まれてきたんじゃない?アーメン』
というルートだったが、
今回、那覇空港から、香港経由で、バンコク入りしてみた。

那覇から香港まで、約2時間
香港からバンコクまで、約3時間。

うん、こっちの方が圧倒的に楽だ。


那覇空港には、
国内線旅客ターミナルとは別に、国際線旅客ターミナルがある。

つい、1年半ほど前までは、
『もう、この恥ずかしがり屋さんめ ♪』
と、思えるほど、実に目立たない、
プレハブに毛が生えたような建物が、ひっそりと建っていた。

こちらに移住するまで、
「え?那覇に国際線なんてありましたっけ?」
と、全く気が付かなかったほど。

まぁ、何もないを絵に描いたようなところであった。


そして、2014年2月。
那覇空港新国際線旅客ターミナルがオープン。

「これで、海外へ飛ぶ際の楽しみが増える、ワクワク」

着々と進む工事の様子を横目でチェックしながら、
開業を心待ちにしていた。
(オフィスからも自宅からも、空港が見える)


が、しかし、これがまた、衝撃のショボさ。

飲食店はたったの4店舗。うち2店舗は、イミグレ通過後。
しかもほぼ売店レベル。カードラウンジもない、本屋もない。
あるのは、訳のわからない変な土産屋と、
某コンビニの small small small バージョン。

また、国内線旅客ターミナルや
沖縄都市モノレール那覇空港駅には直結しておらず、
海外観光客の “沖縄の玄関口”
としては、不親切極まりない感じ。

屋根のない屋外を大きなスーツケースを引きずり、
ひーこらひーこらばひんばひん。
灼熱の太陽を浴び、汗をガシガシ垂らし、
時には、雨でビショビショになりながら、
モノレール駅まで歩いている、外国観光客の方をよく目にする。
(屋根付きの立体連絡通路を建設中。2016年6月完成予定)

あれなら、旧国際線の方が、味があってよかった気が。
なんにしても、すこぶる中途半端な代物なのである。


那覇空港は、羽田等と並ぶ、超過密スケジュール空港。

2013年度の離着陸回数は全国4位の14万8千回。
1日当たりの離着陸は400回以上。
滑走路が1本しかないにも関わらず、
着陸回数の多さで、
滑走路2本持ちの大阪国際や新千歳を上回った、らしい。

現在、総事業費2,000億円をかけ、第2滑走路を建設中。
(2019年12月に完成予定)

ただ、駐機場の関係で、滑走路が2本になったとしても
同時離着陸の回数には制約が出てしまう、とも言われている。
(なんじゃ、そりゃ・・・)



那覇空港国際線には、現在、13社が就航中。

中華航空台北)週14便
●トランスアジア航空(台北)週5便
エバー航空台北)週7便
マンダリン航空(台中)週2便
アシアナ航空(ソウル・釜山)週10便
●ジンエアー(ソウル)週7便
●チェジュ航空(ソウル)週7便
ティーウェイ航空(ソウル)週6便
中国国際航空(北京)週2便
中国東方航空(上海)週7便
●上海吉祥航空(上海)週4便
●香港航空(香港)週14便
香港ドラゴン航空(香港)週4便

定期便・直行便で、周辺アジア7都市とを結んでいる。
※ピーチは、LCCターミナルなので、ご注意を。

台湾なら、70分強でひとっ飛び。
那覇から美ら海水族館へ行くより近い。
ソウルまでは、2時間。
香港までも、2時間である。

アジアに飛ぶには、沖縄はもってこいの場所。

某エアラインが、シンガポールバンコクに、
直行便を飛ばすという噂もある。

沖縄だけに、 マングース(他空港)に殺られる前に、
早く “ハブ” 空港化が、
実現すれば良いなと思う今日この頃である。

 
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