なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

『キャン』さんのこと。

沖縄の地名は、難しい。


難読地名とよく例に出されるのが、
『北谷(ちゃたん)』『読谷(よみたん)』 の “たんたんコンビ”
南風原(はえばる)』『与那原(よなばる)』の “ばるばるペア”

さらにレベルを上げると、
『東風平(こちんだ)』『具志頭(ぐしちゃん)』の “八重瀬町デュオ”

偏差値70超え・東大クラスになると、
『勢理客(じっちゃく)』『保栄茂(びん)』『城辺保良(ぐすくべぼら)』
と、そもそも文字数と読みが合ってないじゃんトリオが、参戦してくる。


それもあってか、レンタカーのカーナビに地名入力をする際、
「そもそも読めない、ヘルプミー」という、SOS連絡がしばしば舞い込む。
るるぶ片手にルンルンでA&W♪ も良いが、多少は、勉強してきてほしい。

 

観光バスツアーに参加した方が衝撃を受ける、
バスガイドあるあるネタで、よく話を聞くのが、
「次は “オンナソン” にある “インブ” ビーチです」とのアナウンス。

当然、“女村” でもなく、“陰部” ビーチでもない。
沖縄県北部に位置する、国頭郡恩納村・伊武部ビーチのことである。

ちなみに、私が最も好きな地名は『今帰仁(なきじん)』。
この響き、何かカッコ良くないですか。

 

沖縄の苗字は、その殆どが地名に由来している。
(これには、色々と深い歴史があり、私の力量では簡単に書けません。
 興味がある方は、ぜひ、調べてみてください)。


私の苗字も、実は、琉球王国時代から記録のある地名。
(生まれも育ちも沖縄ではないが)。

なので、こちらの方からは、琉球音で呼ばれることがほとんど。
本名の発音は異なるのだが、何ともご縁を感じている。

移住当初は、言い直していたが、今は、琉球音で通している。
その方が伝わりやすいし、馴染んでいる感じがして心地よい。

ご参考までに、沖縄で最も多い苗字は、『比嘉(ひが)』である。


今から、12年前。
観光で沖縄に来ていた頃、こんな想い出がある。

沖縄観光ラストナイト。
テンションMAX、いわゆる「沖縄Magic」に掛かった状態で、
飲みに出たのだが、キラースマイルが輝く、
“沖縄美人” のスタッフが対応してくださった。

シコタマ飲んでいた我々は、

「名前なのて言うんですか??」
「キャンです」
「ニックネームは良いから、本名を教えてよ!名札に書いてあるじゃん」
「え~~、と、だから、キャンです」

~以後、省略(この不毛なやりとりを何度も繰り返す)

と、胸にあるネームプレート『喜屋武』が、
まさか「キャン」と呼ぶとは知らず、散々、絡んでしまった。

今考えれば、何とも、無礼な。

喜屋武さん、お元気かな。
その節は、大変、失礼いたしました。

 

※写真は、今帰仁(なきじん)にある「ダチョウらんど」さん。
 都内では味わえない、もの凄い衝撃が待っています(笑)。

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