なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

タコライスのこと。

沖縄の吉野家では、タコライスが食える。

 
ここ最近、その認知度も上がり、
『沖縄吉野家限定 タコライス』という、
のぼりを立てる店舗もチラホラと見かけるようになってきた。
もちろん、テイクアウトも可能。
 
沖縄来たら食いたいもの、でリクエスト上位に入る、タコライス様。
その発祥は、県内に6店舗を構える、
「KING TACOS(キングタコス)」さん、だと言われている。
 
通称、“キンタコ”
金武町(←これで、きんちょう、と読む)に本店を構える。
 
同じく金武町にある「パーラー千里」さんが発祥の店なのでは?
と聞かれることがよくあるが、経営者は同じ。
オープンしたのは「千里」が先だそう。
しかし、その「千里」も、先日、惜しまれつつ閉店してしまった。
 
残念ながら、キンタコは、那覇市内に店舗がなく、
市内から出る際にお邪魔しているが、
これが、テッパンで、お連れする皆さんに喜ばれる。
 
味、そのボリュームもさることながら、与勝店においては、
都内では見かけない、その独特の雰囲気(店舗構え)が
これまた新鮮で刺さっている様子。
 
「あれから、沖縄に来るときは、必ず寄ってるよ」
という知人も少なくない。
 
先日、出来たてホヤホヤ・ご自慢の彼女を引っ提げ、
沖縄入りしていた、とある後輩(浮かれポンチ君と名付けよう)から
タコライスが食いたいから店を教えろ」
とのメッセージが入った。
 
(コラコラ、事前に連絡しろよ。
 俺は、るるぶ沖縄15年度最新版じゃねぇ〜ぞ。以下暴言省略)
と思いつつ、
那覇の名店「赤とんぼ」さんへ、とのレスをバック。
 
しかし、すでに、那覇市内を離れているとのことだったので、
“困ったときのキンタコ先輩” を再案内し、おっかけ、
「量が多い。食えなかったら、持ち帰りが可能。折り箱を貰え」
と、タコライス現物画像も付けて送ってやった。
 
なんて親切なんだ、俺。
 
と、自画自賛しつつ、打ち合わせから、打ち合わせ。
そしてまた打ち合わせへ。
 
案内したことなんざ、すっかり忘れていたころ、
浮かれポンチ君から、
「先輩、酷いじゃないすか!」との、メッセが。
ご丁寧にも、怒ったゴリラの写真付きである。
 
「??????」
 
送られてきた、タコライスの写真を見て、納得。
 
そこには、米に肉(タコスミート)だけが乗っている、茶色い物体。
 
(あっ、タコライスチーズ野菜、と注文してって言うの忘れた)
 
明らかに他のテーブルとは異なる、予想外の茶色い賜物が登場し、
唖然としている浮かれポンチ君カップルを想像して、
ひとり、涙を堪えたのである。
 
キンタコ先輩へ行かれる際は、
タコライスチーズ野菜」と注文していただきたい。
 
ちなみに、吉野家、「赤とんぼ」さんとも、
普通に『タコライス』とオーダーすれば、野菜もチーズも乗った、
完全版タコライスが出てくるので、ご心配なく。
(写真は「赤とんぼ」さんのタコライス)。
 
 
余談だが、最近、那覇の人気店ピパーチキッチンさんが、
タコライスならぬ、イカライス専門店をオープンされた。
その名も「イカライス ベンダー」。
 
―――――――
タコライスが食べたいけれどグリーンカレーもすてがたい。
兄のそんなふとした思いから「ICARICE(イカライス)」が生まれました。
※ピパーチキッチンさんブログから引用
 ―――――――
とのこと。
 
沖縄の新名物!?うーん、これは、早くお邪魔せねば。
 
浮かれポンチ君、次は、イカライスですよ!
 

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