なんやかんやで、沖縄。

2年の海外駐在を経て帰沖。沖縄生活8年目。ゆるりと日常を綴っていきます。

サタンのこと。

久々の更新。

「大丈夫?生きてる?」
何人かからご連絡をいただいた。
えぇ、ちゃんと生きてます。

師走とは思えない蒸し暑さの沖縄を後にし、
再び、東京入り。
激しい気温差。体調管理が大変。

滑り込みで、那覇空港に到着すると、
またもや、修学旅行生と同じ便。

(ふぅー、同乗率高いな)
先行で搭乗する学生さんたちを眺めながら、
そんなことを思っていると、背後から、
「◯◯◯!←私の名前」と、叫ぶ声。

(誰じゃい、空港で大声を出す奴は)
振り返ると、そこには、見覚えのある顔が。

「あっ、Mr.サタンだ」

説明しよう。
Mr.サタンとは、大学時代の同期。

同じ教職課程を選択し、厳しい授業に出席、
介護実習などを経て、
教職免許取得までの苦楽を共にした男である。

(そういや、こいつ、教師になったんだ)

卒業後、私は教職の道には進まなかったが、
Mr.サタンは、某大手商社に数年間勤務後、
やはり教師になりたい、ということで、
採用試験をパス。
今や、一端の高校教師になっている。

大学3年次、介護実習先として、
同じ老人施設に配属され、
そのホームの大御所・源蔵(げんぞう)さん
という、爺さんから、
「お前は、Mr.サタンだ」
と、何の脈略もなく、名付けられた彼。
それ以来、仲間うちでは、ずっと、
“Mr.サタン” と呼ばれている。

鳥山明先生が描く、
Mr.サタンとは似ても似つかない容姿。
登場人物で表現するなら、むしろ、トランクス。
教育実習先の女子生徒達から告白される、
サラサラヘアーを風に靡かせた
爽やかボーイであった。

そう、当時は。

「老けたな(笑)」

10数年ぶりの再会に、互いに爆笑しながら、
生徒たちの目の前で、オッサン同士の熱い抱擁。

何やら、修学旅行の引率で、沖縄に来ていたらしい。

Mr.サタン
「Mr.サタンって、久々に聞いたわ」
「今や、生徒からは、ピカチュウやで(笑)」

(時が経つって、残酷)
サタンの後頭部を拝みつつ、搭乗。
離陸後、いつものごとく、
カタカタとキーボードを叩き出す。

そして、背後から、またあの声が。

Mr.サタン
「まいど、まいど」

(機内で書類作ろうと思ったのに・・・)
機内が空いていたこともあり、
座席変更をしてもらったらしく、
Mr.サタンが、隣の席に。
(お前、ちゃんと、1,000円払ったのか)

「生徒たち、放置プレイで大丈夫なん?」

Mr.サタン
「余裕余裕、うち、進学校やから(笑)」

「それ、関係ないやん」

互いに久しぶりに使うであろう
関西弁を駆使しつつ、
昔話から、今何やってるのか話で、
ひとしきり盛り上がった。


そして、降下前に流れる、機内アナウンス。

「◯◯高校の皆さん、
本日のご搭乗ありがとうございます。
沖縄での修学旅行はいかがだったでしょうか。
一生に一度の修学旅行に日本航空の翼を
お選びいただき、誠にありがとうございます。
この旅が皆さんにとって素敵なものとなりますことを、
乗務員一同、心よりお祈り申し上げております。
旅は人生を豊かにする。
これからも、たくさんの素晴らしい旅を。
お気をつけておかえりください」


「へぇー、気の利いたこと言うね」

Mr.サタン
「あれ?お前、知らんの?」
「知ってて、乗ってるやと思った」
「今日の機長、K先輩やん。声でわからん?」

おっ、まさかのK先輩。

「えー、Kさん!たまたま?」

Mr.サタン
「ダメモトで、JALにお願いしてん」
「自慢したいやん、生徒に。先輩が機長やって(笑)」

今日は、色々と遭遇率高いな。

Mr.サタン
「Kさんも、若干、ピカチュウやで」
「帽子被って誤魔化しとるけどな(笑)」

なんて日だ!

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外のこと。

自分の掌の上で転がしたい。
しかし、その掌は、薄い上に、小さい。
だから、囲う。
逃げられたら、怖いから。
そして、外に出させない。

たまに、こんな糞経営者の方と遭遇する。
口癖は、「うちはうち、外は外」。


その点、私は恵まれている。
「社内だけに籠らずに、どんどん外に出て、人と逢え」
たくさんの先輩方に、言われた言葉。

特に、『上に立つ人間は、外に出るべき』
だと思っている。

社外だけが大事で、社内はどうでも良い
と、いうことではなく、そのバランスが大切。

社内 “だけ”、内輪 “だけ” で固まっていて、
全く出ようとしない人間は、
その地位をすぐに降りるべき。

社内 “だけ”、内輪 “だけ” で固まると、
社内の噂話か、会社の不平不満を言って、
くだを巻いて帰るのが、関の山。

若い現場社員なら、それは、大切な『ガス抜き場』。
サラリーマンたるもの、どこの会社でも見かける図。20代の私もそうであった。

しかし、三十路を越えて、
自身の配下にメンバーを抱える人間が、
何のインプットもなしに、社内に引籠る
なんて、甚だみっともない、と、今は思う。

実体験に基づいていない、
どこかで読んだ上っ面の知識で、
部下に、HOW TO を語っても、
誰も刺さらないし、誰も聞かない。

“人脈作り”と言う、薄っぺらい言葉ではなく、
色んな業界の色んな方たちと逢って、
様々なものをインプットし、
それを如何に取捨選択、咀嚼、アレンジし、
自身に、自社に、アウトプットできるかが、
上の人間の技量が問われる部分ではないかと。


そして、外に出ることは、
自分自身への戒めともなる。

上に立てば立つほど、『自分の回答=正解』
という構図にどうしてもなってしまいがち。

100のうちの10しか言っていないと思っていても、
自身で、最高にフランクに接していると思っても、
そう簡単には、
“フラットに、誰もが何も恐れず、挑んでくる環境!” 
には、ならないもの。

もちろん、そうなるための努力はずっと必要。
だが、これで完成系というゴールは、
きっとないのだと思う。

自身を覆すほどの、勢いと信念と考え方を
持っている人物に出逢うことは、
ある意味、奇跡に近いこと。

「社員全員が前向きで、最高に風通しが良い」
なんて、自慢している経営者を見ると、
「ちゃんと、冷静に見てみなさい、裸の王様」
と、電報でも送って、お伝えしてあげたくなる。

「自分の考え方がすべて正解だ」
と、誤認してしまわないよう、勘違いしないよう、
外へ出る必要がある。
年齢も含め、企業規模、経験、考え方など、
世の中には、自身よりも、もっと面白い人、
もっとできる人なんて、ごまんといる。

その緊張感、「やべー、もっとやれねば」
という、感覚を常に持ち続けていたい。

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寝言のこと。

適正価格。

私が社会人になって、
初めて担当させていただいたのは、
某業界の圧倒的なリーディングカンパニー。

当時、私が、所属していた企業の中でも、
一二を争う超重要クライアント。
営業を含め、数多くの先輩方が、
不夜城状態で、馬車馬のように、
対応していた大切なお得意先であった。

――――――――――――
価値があるものには、
お客様は、お金を払ってくださる。

どれだけ、デフレで、競合が値下げしようが、
世の中全体が、その風潮になろうが、
決してそれに同調した、安易な安売りだけはしない。

お客様は、飽きやすい。
今、売れている商品も、すぐに陳腐化する。
現状に満足することなく、
徹底的に、お客様にとって、価値あるものを追求し、
常に、提供し続けることが、大切である。
――――――――――――

という強い信念がある企業。

年齢が、なんとなくバレてしまうが、
社会人10年選手をとっくに過ぎた今でも、
強烈に、上記のフレーズを覚えている。


先日、年末の社内イベントに向け、
某オーナーさんと、その方のお店で、
営業時間前に、打ち合わせを行っていた。

そこに、飛び込んできたのは、
ひとりのサラリーマン。

どうやら、グルメ雑誌掲載に向けて、
これからオーナーさんと商談らしい。


「悪い、まだ時間大丈夫?ちょっと待ってて」

私に断りを入れた後、オーナーさんは、
彼とのミーティングに突入。

その空気を読んだかのように、
ほぼ同じタイミングで、
カバンにしまいこんだ、ケータイが鳴り出す。

電話に出ようと思った矢先、
背後から、聞こえてきた第一声は、

「○○さん(オーナーの名前)、値引きしませんか?」

続けて、

「今、クーポンがオススメですよ!」

はい、出ましたね、糞営業。

 

聞くところによると、
お店に、営業の電話がかかってきたのが、先週。
(しかも、店が最も忙しい時間帯に)。

その3日後(つまりこの日)に、
彼は初めて、この店にやってきたそう。

当然、この店のサービスを受けたこともなければ、
食事をとったこともない。

 

人口10,000人あたりに占める、
飲食店数日本ナンバーワンの沖縄県

その競争も熾烈で、新しいお店が出来ては、
残念ながら、消えていくお店もある。

那覇空港を始め、ホテル、コンビニ、
レンタカー屋などの各チャネルは、
『沖縄グルメ』と謳った、ゴミにしかならない
チラシや無料誌で溢れかえり、
飲食店紹介本も、増えるいっぽう。

グルメサイトも乱立し、
観光ガイドブックも、毎年、発行。
ご丁寧にも、季節ごとに、新刊が刷られている。

当然、各社は、新しい情報を求め、新店ができると
我先に!と、飛び込みセールスを行い、
他社と差別化するため、『うちだけの何かをくれ』と
クライアント側に要求してくる。

そして、ほしがるのが “最安値” の称号。

 

高いものが、素晴らしいと言うわけではない。
クーポン自体が、悪いと言っているわけでもない。
「お値段以上、○○ ♪」ならぬ、企業努力は必要。

ただ、大切なのは、
そのサービス・商品の価値に対して、如何に、
“適正な価格” でセールスすることに寄与できるか

だと思う。

それが、プロの腕の見せ所。

ましてや、そのサービスや商品を体験せずに、
盲目的に、安売りを助長するような媒体は、偽物。

その価値以下で、安く買うということは、
他の誰かの労働を軽視しているということ。
それは、ブラック企業の経営者と同じ発想。

 

そんな彼らが、言いがちなこと。

「この業界に貢献したい」
沖縄県を元気にしたい」


極め付けが、

「私たちは、プロ集団です」
「コンサルは、お任せください」

おいおい、寝言は、寝てから言いなさい、糞営業。

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お通しのこと。

お通し。

某ニュースサイトで、
『お通し』カットが可能かどうかを、
大手居酒屋チェーン数社に問い合わせてみた、
という記事が流れていた。

「お客様の希望があれば、対応します」
「アルコールを注文しない人に対しては、
   原則としてお通しの提供は行わない」
という、チェーンから、
「お通しカットには対応していません」
「食品アレルギーなどといった
    例外的な場合に限って、対応が可能」
と、答えたお店など、
未回答を含め、各社の対応は様々。

そもそも、“総合居酒屋”、というジャンル自体が、
業態として、もう難しくなってきているのでは?
いう結論で締めくくられていた。

都内では、『お通し』料金として、
べらぼうに高い金額を請求される
所謂、ボッタクリ居酒屋が問題となっているようで、
出張に出た際、タイムリーにも、
「こないだ酷い目にあってさ」
なんて話を、身近で目の当たりにした。
(まだ、客引きについて行く人いるんだね・・・)

沖縄県も、外国人観光客の急増に伴い、
この『お通し』が、
トラブルに発展するケースが増えてきているそう。

お冷は無料で提供。
サービス料金、チップ文化の乏しい日本。
片や、『お通し』文化のない外国の方に、
その必要性を説明する難しさ。
・・・何とも、悩ましいところである。


『お通し』は、関東の名称。
関西は、『突き出し』『先付』と呼ぶ。

厳密には、『突き出し』『先付』は、会席など、
予め、献立の中に組み込まれている料理を指す。

由来・語源は、諸説あるようだが、今や、
“酒の肴として、注文前に提供される軽いアテ”
として共通認識されている。

京都出身の私としては、『先付』とは、そのお店が、
「これからどんなモノを出してくれるのか?」
の実力を測る、序章みたいなもの。
『椀物』『向付』『焼物』と続き、
後半戦の『止め肴』『食事』、最後の『水物』で、
試合を終えるまでの先頭バッター的な存在。
『先付』が出てきた瞬間、
「さぁ、これから試合が始まるぞー!」
と、ワクワクするものであった。

その文化で育ったせいもあってか、
何も注文せずとも提供される、
『お通し』についても、
そのお店の技量がわかる一品として捉え、
「さて、どんなものが出てるのか?」
と、どこに行っても何気に楽しみにしている。

予想を超える美味い『お通し』が出てくると、
それだけで、「おぉ、今日は良い日だ」と、
テンションがアップし、
ついつい、あれも食いたいこれも食いたい
と、注文量が過剰になってしまいがちになる。
 

『お通し』は、席料としての側面もある一方、
お店側としては、お酒が出やすく、
売上にも貢献する、という効果があり、
そう簡単に、
「カットオッケーです!」と言えない状況にある。
そのため、
「頼んでないのに、勝手に出して、金取るって何?」
と、お客と揉めた、怒られたなんて話を、
ここ最近、よく耳にする。

それも外国観光客ではなく、我ら、日本人から。
若者だけではなく、老若男女問わず、だそう。
これも時代の流れなのか。
何とも、世知辛い世の中である。

直ぐに酒は出せるが、
料理が出るには、多少時間が掛かかる。
酒だけあっても、、、、、ね。
オーダーが提供されるまでのしばしの間、
ちょいと摘む、“肴” として、
「おぉ、こう来たか(こんなもんが出てきたか)」
と、楽しむことは出来ないんだろうか。
そんな話を聞くたびに、ひとり、そう思ってしまう。

「お通し文化、万歳!」
と、言うつもりはないが、
『お通し』がない店、カットできる店を探す手間。
「お通し、お断りできますか」店側と交渉する労力。
私が、ただオッサン化しただけなのか、
その時間が勿体無い。
自ら、行くお店の選択肢も狭めてしまう。

もちろん、
「これは、人間が食べても良いものですか?」
と、即座に質問したくなる
『お通し』に遭遇することもある。
その時は、その時で、そこに入ってしまった、
自分の目利きのなさを反省し、
「しっつれい、しましたー!」
と、そそくさと退散すれば良いだけの話。

酒と肴。
切っても切れない、一対なもの。
『お通し』に金を払いたくないほどの心意気なら、
外で酒を飲むなよ、と言いたい。
 

『お通し』議論は尽きない。

「さっさと、『お通し』止めませんか?」
と、ものすごい笑顔で、飛び込みセールスがあり、
「むしろ、値引きしませんか?」
「そして、クーポン出しませんか?」
「でもって、◯◯(グルメ本)に広告出しません?」
と、立て続けに安売り提案してくる糞営業に、
度肝を抜かれたよ

というオーナーさんの話は、また次回。

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バーガーのこと。

沖縄は、ハンバーガー大国。

先週金曜日、ニューヨーク発のチェーン
『Shake Shack』が、日本初上陸。
明治神宮外苑内に一号店オープンし、
長蛇の列が出来たニュースが巷を賑わしている。

チャンプルー、沖縄そばタコライス
こちらでお客さんをお迎えする際、
テッパンでリクエストが入るものの中に、
A&W(エイアンドダブリュ)』がある。

沖縄県民なら知らない人はいないであろう、
ローカルのハンバーガーショップ。
通称『エンダー』。
日本では、沖縄だけにしか店舗がない。

1963年にオープンした、
沖縄本島中部の屋宜原店が、
日本初のファストフード店とされている。

A&W』の発祥は、アメリカ。
名前の由来は、創業者の“Roy Allen” と
“Frank Wright” の頭文字をとって付けられたらしい。

ルートビア(店内イートインで飲み放題)、
カーリーフライ(くるくる巻きのポテト的なやつ)
ドライブイン(車まで配達、駐車しながら食べる)
が、有名。

那覇空港3階JAL側にもあるが、
街中の店舗とは価格が異なるので、
(空港価格。他店より高めの設定)
お時間のある方は、空港から最も近い
那覇金城店に行かれることをオススメしている。

そして、沖縄ローカルバーガーチェーンとして、
忘れてはならないのが、
ゴーヤーバーガー、ぬーやるバーガーを
販売する『Jef(ジェフ)』である。

ゴーヤーバーガーと言っても、そのまま、
あの物体をサンドしている訳ではなく、
ゴーヤーの卵とじ(ゴーヤー入りオムレツ)
を挟み込んだハンバーガー。
そのゴーヤーバーガーに、
ポークランチョンミートをを追加したものが、
ぬーやるバーガー。

ちなみに、店名の『Jef』とは、
“Japan Excellent Food” の意味らしい。

公式サイトによると、
ーーーーーーーーーーーーーー
素材も味も、Made in OKINAWA
素材は、常に鮮度にこだわり、 
ジューシーな牛豚合い挽きパティ 、
県産若鶏、産地直送の新鮮野菜と
優れた県産品を使用しています。
ーーーーーーーーーーーーーー
とのこと。

より沖縄感を感じられるのは、
A&W』より、『Jef』かもしれない。


ちなみに、私が、バーガーリクエストを受けた際、
お連れするのは、また別のお店。

滞在エリア、時間や曜日、天候、
家族連れか否かなどによっても変わるが、

Woody’s
CORPUS CHRISTI
ZOOTON’S
GORDIE’S
JETTA BURGER MARKET
Ishigakijima Kitchen Bin
Captain Kangaroo
ととらべべハンバーガー

などなど、沖縄には、名店がたくさん存在する。

A&W』『Jef』は、るるぶ or まっぷる片手に、
ぜひ、各自でお尋ねください。
(私が両店とも苦手なのは、ココだけの話)

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名刺のこと。

「素敵な会社ですね」
「これって、どういう意味ですか?」

名刺の裏面に、CREDOが記してある。

CREDOとは、「信条」「志」「約束」を、
意味するラテン語
企業活動の拠り所となる価値観や行動規範を
簡潔に表現した文言、
あるいはそれを記したツールを指すもの。

名刺交換した際、しばしば、それがキッカケで、
商談前のオープンニングトークに、
発展することがある。


沖縄へ来て6年。
最もご迷惑をお掛けしているだろう、
ある方の会社が、先日、創業10周年を迎えられた。

これもご縁。
たった4年ほどのお付き合いだが、
10年というタイミングに同席でき、
非常に楽しい時間を過ごすことが出来た。

私と同じ、沖縄移住組。
何のコネクションもない中、
自分の信念を貫き、波乱万丈、
とてつもなく濃い10年間を送ってこられた
(のだと思う)。

今では、沖縄県内に数店舗を展開されている。

その中のある店舗が、
オフィスの近くにお店があることもあり、
ちょこちょこお邪魔させていただいている。

荒削りながら、“スタッフ力” って、
こういうことなんだろうな、
と、思える若いメンバーが、いつも笑顔で迎えてくれ、
「野菜が食いたい」
「元気が出るもの」
「これから、◯名の席作れる?」
など、こちらの無茶オーダーにも、
いつも全力で応えてくれる。

先日、その店舗を任される、若き店長と、
“企業理念” 的な会話になった。

「この会社のMISSIONって何?」

店長
「MAKE YOUR HAPPINESS. IT'S OUR BUSINESS.」

即答である。

「おぉっ、なんで、それ覚えてんの?」

店長
「いや、あちこちに書いてるあるし」
「こないだの10周年の時も、社長が言ってた気が」

「その意味って、何だと思う?」

店長
「うぅーん、みんなを、幸せをすること」
「ってことですかね?合ってます?(笑)」

『何でそんな質問するの、このオッサン』
と、戸惑いながら、ハニカミながら、
そう、応えてくれた。

業種業態、提供する手段は違えど、
仕事をするって、
極論、そういうことかのかなと。

自分自身、複数社渡り歩いているが、
企業理念、CREDO、MISSIONを
覚えている会社は皆無である。

続く会社の真髄を垣間見た気がした。

うぅーむ、うちも、負けてられない。
月曜日から、また頑張らねば。

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心得のこと。

現在、26度。

喉カラカラっになるくらい、
濃い濃い濃い濃い出張を終え、昨夜の便で沖縄へ。

土曜から那覇入りしている後輩たちと合流し、
ひたすら、国道58号線を北上している。
天気はまずまず。まだまだ暑い。


“餃子漬け”

先週水曜から本社に入り、
沖縄ないないシリーズお馴染みの
餃子の王将』様からスタート。
今回は、東北新幹線に揺られ、
栃木支店のある聖地・宇都宮まで乗り込んできた。

“一生” ずっと同じ場所で、
ずっと同じ生活を、
“死ぬまで” ずっと同じ人たちと、
ずっと同じ関係で、
ずっと同じ仕事をし続けるのは、
ほんとに稀有なこと。

ご縁っていうのは、ほんと、面白い。
大阪・京都・三重・広島・福岡・福島・栃木。
「東京出身者、誰もいないじゃん」の中、
千代田区某所で、
あーでもない、こーでもない、
と、不夜城生活を送っていたメンバーが、
数年ぶりに大集合。

それぞれ6年前と担当・立場は変われど、
皆さん、変わらず、パワフル。
そして、よく喋る。
解散時には、声が枯れていた(笑)。

アラフォー世代のマストアイテム『お酢』
に加えて、宮崎県から取り寄せいただいた
『マキシマム』を小皿に投入し、
パリパリ、肉汁満載の羽根つき餃子を、みなで摘む。

「ここの餃子を食ってくれ!」

栃木支店に赴任されて2年目の先輩に
本来、予約不可のお店を、抑えていただき、
私史上、ナンバーワンの餃子にも巡り会えた。

環境への適応能力、現地への溶け込み方が、半端ない。

栃木土産までいだだき、
滞在16時間とは思えぬ、充実度。
「人を迎えるとは、どうあるべきか」
赴任者の心得を垣間見た気がする。

色々と反省。
沖縄で人をお迎えする上で、
非常に勉強になりました。
皆さま、ありがとうございました。

今日は、全力で、沖縄観光ガイドだな。

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猫のこと。

再び、東京。

「わー!」「きゃー!」「うぉー!」
毎度おなじみ、離陸時の大歓声・拍手喝采。
この時期、7割程の確率で、
修学旅行の学生さんと同じ便に乗り合わせる。
今回も然り。あぁ、初々しい。

私が、そういう星の下に生まれてきたのであろうか、
昔から、小さいお子さん連れのご家族、
または、母子お二人と隣席になることが多い。

「子供は泣くのが仕事、文句を言うのは筋違い」
「ギャーギャー喚く、子供を飛行機に乗せるな」

心が狭いだの、広いだの、大人げないなど、
飛行機の子供ネタになると、
だいたい、そんな論争になりがちだが、
正直、私は、どっち派でもない。

「いぇーい、貴重な睡眠タイム!」
でもなければ、
「さぁ、雲と空と夕陽の撮影タイム!」
でもなく、
着席と同時に、予め、機内でやるべし!
と、決めてきたタスクをこなすための
“作業モード” に集中してしまうからである。

そして、泣く泣かない以前に、
ほとんどの場合、フライト中、なぜか私は、
じっーーーーーーと、子供に観られてる。

時には、前列シートの隙間から、
時には、通路を挟んで、隣の席から、
時には、後方座席の上部から、

「へぇ、世の中に、こんなオッサンがいるんだ」

と、言わんばかりの、何とも言えない表情で、
ひたすら、じっーーーーーーーーと、
眺められているのである。

いつも視線を感じ、顔を向けると、
可愛らしい子供の顔が、目が。
たまに、手なんかも伸びてきて、さすがに、
これには、“ヒットラー” と社員に陰で呼ばれている
私でさえも、ついつい、ニヤニヤしてしまう。
(こんな姿、気持ち悪くて社員には見せられないが)


この『機内子供視線釘付け事案』
と、似たようなケースで、街を歩くと、
犬猫の視線を、わりと引き寄せている気がしている。

沖縄は、町中に、
猫(野良を含む)が溢れているのだが、
なぜが、私に、猫が寄ってくる。
ベンチに座って、スマホをいじっていたり、
人待ちしている時に、
「まいど、お待たせ!」と言わんばかりに、
ひょっこりと、膝の上に乗ってくる。

私がダイバーということもあり、
魚類の香りでも漂っているのだろうか?
(ここ最近、潜ってないけど)
もしかして、ケツに、グルクン(タカサゴ
でも挟まっているのではないか?
と、思わず、確認してしまうほどである。

先日も、犬猫を飼われている友人宅にお邪魔した際、
『家政婦は見た ©テレビ朝日
by 市原悦子バリの熱い視線を感じ、振り返ると、
友人夫妻の愛猫とバッチリ目があって、
たまらず、爆笑してしまった。

ちなみに、私は、自宅で動物は何も飼っていない。

残念ながら、飼育放棄による、捨て犬・捨て猫、
迷子、放し飼いなどの理由により、沖縄県では、
毎年、約5,000頭の犬猫が殺処分されているそう。

2005年度、2009年度は、全国最高頭数。
2011年度は、6,262匹と全国ワースト4位。
(08年度〜13年度の5年間で48%まで減少)
『殺処分』って言葉自体が、
何だか、酷い、悲しい響きだなと。


「◯日に、有給いただきます。猫の面接のため」
数ヶ月前、うちの若手社員(D君)が、
上記理由で、有給申請をしてきた。

「ん??猫の面接??」
てっきり、私の聞き間違いかと思い、
後日、詳細を聞いてみると、
動物可の賃貸物件へ引越しする際、
本人ではなく、
『動物と大家さんの面接が必須』
という、マンションだったらしい。

大家さんは、動物と会話できる!?そうで、
猫と1対1での面接。
同席はしたものの、
D君は、あくまでも、保護者として参加。
終始無言で終了。

「うちのマンションの方針に、合っている」
ということで、見事、合格。
無事に、入居可となったそう。

(以前の)自宅前に捨てられていた子猫を拾ったが、
動物不可の物件だったので、D君は、引っ越しを決意。
不動産屋を駆けずり回って見つけた場所が、
そこだった。

「たぶん、そのへんをアピールしてくれたんだと」
「猫語は、喋れませんが、そんな気が(笑)」

そう笑いながら話す、
D君を見て、何だか気持ちが、ホッコリした。
沖縄も、こんな人が増えれば良いな。

今度、その大家さんに逢いに行ってみよう、と思う。

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プロのこと。

てんやわんやで、更新できず。
怒涛の先週1週間で、感動したこと。

誤字脱字の修正もナシ。
以下、完全ノーカット版でお届けします。
(会話ではなく、すべてメッセ上でのやりとり)

私:
明日、◇◇の10周年だ!
花の手配って、Nさんのお店に
お願いすること可能ですか??
まだ、間に合います?

Nさん:
もちのろん!大丈夫ですよー!

私:
ありがとうございます。
普通の花じゃなくて、10周年っぽく、
変わった感じにしたいのですが、
●●●●●円くらいの予算で、何かできますかね。。。

Nさん:
スタンドですからスタンド花。。。ですかね?

Nさん:
こういうやつです。スタンド花
もうちょと豪華にできます(`_´)ゞ
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私:
たぶん、いっぱい、お花くると思うので、
ちょっと変わった感じにしたんです。。。

Nさん:
花....ではなく?

私:
花、風船、造花、花輪、ドライフラワー、とかとか。
Nさんのお店で扱われているもので、
「おっ、イキだね」的なものってありますか??
変な質問でスミマセン。

Nさん:
少々お待ちをm(__)m

私:
Nさんなら、
すげぇーの出してくれそうと思ってます!w

私:
札の宛名↓です。
祝!10周年 ◇◇様
■■■■より
明日、××月××日17時に、
◇◇着で配達をお願いしたく。
住所
那覇市久茂地××-××-××
098-8××-5×××

Nさん:
お待たせしましたm(__)m
文字通りのトランクですw
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私:
wwww すげー!

Nさん:
中にメッセージ一枚添えてどうでしょう?w

私:
素敵すぎる

Nさん:
これ閉めるとソファにも。

Nさん:
あとは
予算に合わせてクリスマス関連の雑貨を
カゴに入れてアソートで提供しても
喜んで頂けるとおもいます
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私:
トランク、●●●●●円じゃ厳しくないですか??

Nさん:
そうですね。@●●●●●円の税ですm(__)m
雑貨だと後々まで残るし、
使って頂けるので印象には残ると。

私:
値段は大丈夫です!

Nさん:
ソハー
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私:
トランクの中にメッセージカード、
あと、お花も、中なのか、外なのかに少し入れる、
飾り付けてもらう感じですかね??

Nさん:
そうですねー
このメッセージを引いてある面に
お花を敷き詰めるくらいでいいと思います。
メインがソハーなので。
飛び出るくらい飾る事もできますけど。。。

私:
りょうかいです。プロにお任せします。

Nさん:
では明日、写真合わせて送りますね🎵

ーー翌日ーー
Nさん:
納品まだなんでけど
かなりやばいすね。これ(`_´)ゞ

私:
写真見たい!

Nさん:
遅くなって大変申し訳ないです
今から配達でます
届けたら写メ送ります


問い合わせメッセを送ってから、5分で案出し。
翌日、送られてきたのが、こちら。
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こんな曖昧なオーダーで、この対応。
プロって、きっと、こういうこと。さすがです。
Nさん、ありがとうございました。
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熟女のこと。

移動中。
何だか、朝からハイテンション。

新卒採用関連で、昨晩から沖縄県内中部入り。
夜に那覇戻りのつもりが、諸々、長引き、
力尽きて、急遽、ホテル篭り。

7時からの打ち合わせ(通称:コケコッコー)に向け、
沖縄の大動脈58号線を南下している。

普段お世話になっているタクシー会社が、
中部エリアには、あまり台数がなく、
この時間帯ということもあってか、
配車をかけるものの、捕まらず。

渋々、フロントでお願いした車に乗り込んだ。

今日のドライバーさんは、女性。

「○○から、○○を抜けて行きましょうね」

フロントの方のオススメだけあって、
とても感じが良い。運転の仕方も好み。
行き先を伝えたら、時間帯・道路状況などを加味し、
こちらがルートリクエストを出さずとも
最善の行き方を提示をしてくれた。

車内の温度、匂いも、適正。
(たまに、もの凄いオイニーのタクシーありません?)

一方的に、しゃべり続けるわけでもなく、
終始無言でもなく、
何となくのこちらの空気感で判断し、
それとなく、話し掛けてくださる。

ドライバーさん
 「この時間からお仕事ですか?」

私 
「あ、はい」

ドライバーさん
 「おつかれさまです」

私 
「お互いですね、おつかれさまです」

ドライバーさん
「え?わたし?」

私 
「この時間で、女性の方にあたるの珍しいので」


“南国の女性は、働き者。しっかりしている”
という、一般的なイメージがあるが、
沖縄の女性も、それに違わず。
勤勉な方が多い、と思う。

私の中の代表選手は、
24時間営業うちなー食堂のオバァー。
深夜から朝まで。
時には酔っ払いの相手もされつつ・・・。
ほんと、敬服。


ドライバーさん
「セレブじゃなくて、セレブゥ(←太目)だからさ」

働き者の女性の話から、
最後はなぜか、“熟女” の定義トークに。

● “熟女” って、名乗るのに体重制限あるの?
●ババァの丁寧語が、“熟女” ?
●オバァーは、なんて言うんだろ?“枯女” ? “老女” ?
●そもそも、“熟女” って、人から呼ばれるものだよね
●自分で自分のことを、“熟女” って言い出すと痛いよね
●そこが、“熟女” と “淑女” の違いなんだろうね
● “熟女” って言うけど、“熟男” って、言わないよね
●ジジィの丁寧語って、何? “ナイスミドル” ?


“ナイスミドル”

『これは、この時間にする話なんだろうか?』
と思いつつ、何気に、こういう話、大好物。
腹を抱えて、笑ってしまった。

“ナイスミドル” ならぬ、
“紳士” になれるよう、もっと、頑張ります。

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思い立ったがのこと。

「好吃」

お祝いやら、来客やら、出張やらで、
“肝臓張ってなんぼ” の毎日が続いている。

そんな中、那覇中心部で、串焼き店を営む大将と
外国人観光客の話になった。

沖縄県も、首都圏に負けず劣らず、
海外からの観光客が、もの凄い勢いで増加中。
“DUTY FREE” の文字が、
ドラッグストアだけではなく、
スーパーにも踊るようになってきた。

先日、大将のお店にも、
香港からのお客さんが来られたそうで、
中国語で色々とコミュニケーションを図ろうとしたが、
なかなか通じずに四苦八苦。
「英語くらい話せないと、やっぱダメですね」
「この歳になって何だけど、勉強でも始めようかと」
と、反省の意味合いも込めて語られていた。
 

後日、上海ご出身のオーナーが
腕を振るわれている中華料理店で、
再び、中国語の話題に。

中国語と一口で言っても、普通語(北京語?)、
広東語、上海語、福建語、台湾語、湖南語など、
たくさんの種類があり、香港は、広東語。

日本語の標準語 vs 方言のレベルではなく、
外国語?というくらい、異なる言語もあるそう。


そして、昨晩、別の会食の席でも、
今度は、台湾の話が出て、
「こりゃ、そろそろ行けってことかな」と解釈し、
“思い立ったが吉日” の勢いで、
5か月ぶりに、台北まで飛んできた。


なんせ近い。

エバー航空チャイナエアライン、タイガーエア、
トランスアジア航空、ピーチ・アビエーション
現在、5つのエアラインが、
那覇台北間を、80分前後で結んでいる。

台北オフィスに同期が赴任していることもあり、
多いときは、2か月に一度のペースで訪台。

前回から少し間があいてしまったが、
今回は、日帰りに挑戦してみよう!ということで、
(単純に休めなかっただけだが・・・)

往路:エバー航空     
復路:チャイナエアライン 

で、行ってみた。

 

10時15分。
那覇空港国際線旅客ターミナル発(BR113便)。

フルサービスキャリアの国際線なので、
CAさんが、バタバタしながら、
死ぬ気で機内食(軽食)をサーブしてくれる。
80分のフライトなので、これ、いらないと思う。

11時に、台湾桃園国際空港着。

那覇空港からの直行便は、
台北市内にある、台北松山空港ではなく、
桃園市にある、桃園国際空港。

桃園国際空港から、台北市内まで、
車で、40分~60分かかるので、ご注意を。

12時に、台北市内へ入り、
食い歩き、足裏マッサージなど、
まいどの定番コースを楽しみ、人と逢った後、
15時に台北市内を出発。

16時に桃園国際空港到着。
17時25分発の『CI122便』で、那覇へ。

もちろん、チャイナエアラインも、
フルサービスキャリアなので、
バタバタ・アタフタ機内食が提供される。

19時50分に、那覇空港着。
(今日は、出発が30分のディレイ。20時過ぎに着)


台北市内3時間滞在。

人間、その気になれば、
たいていのことは出来るものだ。


なお、往路を、ピーチにすると、
さらに1時間余裕が。
台北市内に、MAX4時間滞在が可能である。

往路:ピーチ・アビエーション(MM921便)
 那覇発:9時05分 - 桃園着:9時40分 
     
復路:チャイナエアライン(CI122便)
 桃園発:17時25分 - 那覇着:19時50分

 

最後に、一言。
「日帰りは、オススメしない」

ゆっくり、台湾の温泉に浸かってください。

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サイパンのこと。

日本一人口の多い村、沖縄県読谷村

『よみたんそん』と読む。
残波岬と世界遺産・座喜味城が、名所。
読谷山花織・焼き物など伝統工芸も盛んで、
『やちむんの里』として、
多くの窯元を抱える地域でもある。

そんな読谷村に住居を構える
C夫妻のお宅へお邪魔してきた。
旦那は、私と同級生。
毎年恒例の “読谷会” である。

C夫妻と最初に出逢ったのは、サイパン
ダイビングを通じて知り合い、
彼此、10年近くの付き合いになる。

私が、初めてサイパンで潜った際、
ガイドとしてアテンドしてくれたのが、彼ら。
当時はまだ結婚されていなかったが、
私がサイパンへ飛ぶたびに、昼だけではなく、
夜の宴まで、どっぷりと共にしていた夫妻である。

ご縁とは面白いもので、彼らも、
サイパンから東京へ帰国し、その後、沖縄へ。
旦那は、今でもダイビングインストラクター
として活躍されている。


振り返ってみると、あの頃が、
人生で最も潜っていた時期かもしれない。

金曜日の定時ダッシュで、成田まで。
空港で器材を受け取り、ラウンジで早着替え。
21時40分発のノースに飛び乗り、一路、サイパンへ。
土曜の深夜に到着し、午前午後で3本潜り、
夜は、ショップメンバーと大宴会。
日曜は、早朝6時から海へ入り、午前で2本。
その日の深夜にサイパンを出て、月曜早朝に成田着。
再び、空港から器材を発送し、早着替え。
そのまま出勤、おはようございます!
なんて、生活を送っていた。

「仕事に穴を開けられない、でも潜りたい!」
そんな欲求を抑えきれず、
沖縄を含め、東京から3時間前後で飛べる
エリアに週末のたびに飛んでいた。
ダイビングインストラクター取得に向けて、
ランクアップ講習も受けていたので、
グアムは、ほぼ毎月。
年間10回以上出入り。さすがに怪しまれ、
毎回イミグレで止められていたことを想い出す。


「あの頃は、若かった」
「弾丸生活だけは、昔から変わってないね」
なんて、話をしながら、
デパ地下で買い漁った惣菜を摘まみつつ、
今年もワインを煽った。

C夫妻、お邪魔しました。
あぁぁ、久々に、サイパンで、ひと潜りしたい。

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かんぞうのこと。

祝・10周年。

 
人口10,000人あたりの飲食店数日本No.1の沖縄県
 
そんな競争の激しい中、私の身近で、
今年、10周年を迎えられるお店がある。
(それも4店舗も!)
 
創業してから、何年間事業を継続できるかという
“企業生存率” なんて言葉も出回っているが、
10年続くって、スゴイことだなと思う。
 
ほんと、おめでとうございます!
 
会社イベントに伴う各種ケータリング、
急な来客対応などで、普段から、
色々と無茶なお願いをしていることもあり、
周年祭を開催されようが、されまいが、
極力、お祝いごとのタイミングには、
顔を出すように心掛けている。
 
が、ここのところ、行ったり来たりで、
すべての会にお邪魔するのが難しくなってきた。
どうやって時間を捻出するか?
極力多くの場所に行けるよう、どう組み立てるか?
が、今の悩みのタネである。
 
 
お店を通じて、お逢いした皆さんも、数知れず。
今、楽しい沖縄ライフを送れているのは、
そんな方々がいてくれたおかげだな~と、
つくつぐ、思う。
 
サラリーマンではなく、個人事業主として、
日々、奮闘されている様々な苦労、想い、
これからの展開などの話を伺い、
色んな刺激を貰いながら、美味い酒を煽る。
 
業種は違えど、抱えてる問題とか、悩みとか、
やりがいとかって、共通する部分も多いな、
と、感じられることは、
自身のバランスを保つ上で、とても大切な時間。
「で、俺ってどうなの?」と、
冷静に自分を振り返ることができているのも、
きっと、彼らがいてくれるからなのである。
 
 
「毎日、飲んでて良いですね〜」
 
そもそも毎日飲んでるわけではないのだが、
よく言われる、このセリフ。
そして、その後に続くのは、だいたい、次のくだり。
 
「最近忙しくて、全然飲みにも行けてないすよ」
 
し・ら・ん・が・な。
アナタと全く同じ、1日24時間という中で、
その時、誰を、何を優先すべきか、
どこに行くべきかなどを判断して、
予定を組んでるんですが。
アナタのスケジュール管理能力がないか、
半日くらいボッーとしてるから、
そんな時間も取れないんじゃないすか?
と、心の中で思うのである。
 
こういう方に限って、自分が幹事になったり、
仕切らざるを得ない状況になった際、慌てて、
「どっかオススメないですか?」と、
一方的な、問い合わせしてくる。
この感覚って、なかなか伝えるのが難しい・・・。
 
 
過去何度か書いた、『オススメ教えてちゃん』。
“ぜひ行ってみて!とオススメしたい方”
“一切、回答したくない方” 
との違いは、こうである。
 
●前者
・そもそも関心や興味があるので、 
   自分で、○○(ジャンル・エリアなど)へ
   行ってみたいという、希望があり、
   緩やかに方向性が定まっている
 
・当然、ある程度調べられていて、
  「 ○○(店名・エリアなど)ってどうですか?」
   という評判尋ねる形式の問い合わせが来る
 
・情報を貰うことだけが目的ではなく、
   どこかでタイミングをあわせて、
   一緒に飲みましょう、お茶しましょう  
   とお誘いをいただくケースが多い 
 
・相互に近況報告をする中で、
   こちらもたくさんの情報を得られる
 
・1回だけに限らず、来沖するたびに、
    その場所(店)に訪れ、
    すっかり店主の方と仲良くなっている
    そして、それを周りにも波及し、
    客が客を呼ぶ素敵なループになっている
 
 
●後者
・何かしたいか、食いたいか、
    すべて、ノーアイデア
 
・1ミリたりとも、自分で調べていない
 
・日付、時間、滞在エリアなど、
    必要最低限の情報さえ送ってこない
 
・人から情報だけもらって、後は、ノーレス     
  (そもそも行ったか行ってないのかも不明)
 
・たぶん、文面をコピペして、
    他にもいろいろ聞いているんだろうな的な
 
 
情報はタダではない。
オ・イ・シ・イ・ところだけ、頂戴 ♪
なんて、甚だ図々しい。
 
自分の時間・金・足を使って探しなさい。
人生、肝臓を張ってなんぼなのである。
 
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外観のこと。

栄町。さかえまち。Sakaemachi.

研修旅行の名目!?で、九州へ飛んでいた
オーナーシェフとソムリエ。
 
彼らに無理矢理、調達をお願いしていた
長崎県匠寛堂のカステラをピックアップしに
久々に、栄町までやって来た。
 
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私が最もお世話になっているエリアのひとつである。
 
ここ数年で、ガイドブックなどでも
紹介されるようになり、日本人のみならず、
海外からの観光の方もお見かけするようになってきた。
 
今もなお、日々変化する、素晴らしきハシゴ酒の街。
沖縄フリークが多い、私の周囲の皆さんにも、
テッパンで喜んでいただける、大好きな場所である。
 
うぅ〜ん、やっぱ、テンション上がる。
 
「さぁて、ここで、お店紹介!」
と、通常はなるところだが、
グルメブログではないので、それ、やりません。
 
が、外観写真だけ貼っておきます。
あとは、Google先生へ、どうぞ。
(各店の皆さま、綺麗な写真じゃなくて、すみません)
 
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意外に看板って撮ってないな・・・。
まだまだ素敵なお店が、たくさんあります。
続きは、また写真が溜まった際にでも。
 
さぁ、カステラ、カステラ。匠寛堂
今日は手抜き更新をしてしまった、反省。

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三つ子のこと。

「おはようございます!」
「こんにちは!」

 
新卒採用や、業界が取り組むキャリア教育などで、
沖縄県内の各学校にお邪魔する機会が増えたが、
その際、子供たち・生徒の皆さんから、
驚くほど元気な声で挨拶をされる。
 
『知らないオジサンに話しかけちゃダメ』
の部類に、堂々とランクインしている私。
 
え??見ず知らずのオッサンに
そんな爽やかな笑顔で、挨拶をしてくれるのぉっ
 
と、まいど、感動して気絶しそうになる。
 
 
当たり前っちゃ当たり前なのだが、
普段、自分がなかなか出来ていないこと。
(無駄に歳だけとっている)大人として、
何だか、恥ずかしくなってしまう。
 
学校訪問時だけではなく、
ご近所の子供たちも、同様。
すこぶる元気な声がこちらに飛んでくる。
 
出生率が、日本No.1の沖縄県
地域で育てるという文化が残っているから?
この土地の風土がそういう子供たちを育むのか?
とても、不思議である。
 
 
多分、夢ではないと思っているのだが、
私は、2歳くらいからの記憶が断片的に残っている。
 
幼い頃から、親の仕事の関係者など
たくさんの知らない大人たちに囲まれていたので、
私は、全くと言って良いほど、人見知りをしない。
(いやいや多少はしましょうよ、と迷惑なくらい)

国内外、あちこちに連れて行かれた覚えもあるので、
知らない土地に行くことも、
知らない方にお逢いすることも全く抵抗がない。
それどころか、
どんな素敵な出逢いが待ち受けているんだろう?と、
異様にテンションが上がってしまう。
 
ただ、こんな透明、かつ、無邪気な笑顔で、
分け隔てなく、大人たちに挨拶を、
元気な声を、掛けていたのであろうか?
と、振り返ってみると、・・・・・・である。

所謂、赤ちゃん言葉や、子供扱いする話し方を
一切されていなかったこともあり、
(自我が芽生えるのも早かった気が)、
子供ながら、なんとなく、その空気感で
 
●大人たちがどんなことを話しているのか
●楽しい話なのか、そうでないのか
●それぞれの関係値、力関係
●あっ、今、マウンティングしてる
 
などを、感じ取っていて、
 
●どのタイミングで泣けば良いか
●どの人の前で転べば良いか
●誰に甘えたフリをすれば良いか
●とりあえず、このタイミングは、笑っとけ
 
を、すべて計算してやっていた気がしてならない。
実に嫌な子供だったのである。
(『三つ子の魂百まで』。あっ、今も)
 

「沖縄で生まれ育ったら、違う性格だったのかな」
「いや、多分、変わらないな」

沖縄新規赴任者の “ぬか床” 着工式を無事に終え、
漬物臭を漂わせながら、そんな自問自答をし、
明日の学校回りの準備に取り掛かっている。

淀んだ目元、パンパンにむくんだ醜い笑顔、
天龍源一郎ばりの滑舌と酒焼け声で、
「2bm△$♪vjg¥●%(おはようございます)」
と、絞り出す羽目にならないように・・・。

また、心の中で、叫んでしまいそうだ。
「そんなキラキラした目でこっち見ないで」と。

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